Googleで「君が代 意味」検索すると…
Googleで「君が代 意味」検索すると共産党ページが最上位表示
Googleで「君が代 意味」検索すると共産党ページが最上位表示されます。
DuckDuckgoやBing、Askなど他の検索エンジンではこうはなっていません。
「専制君主たる天皇」という歴史捏造
「大日本帝国憲法」下の天皇は、「神聖にして侵すべからず」(第三条)とされ、立法・行政・司法権の頂点に立ち、軍の最高指揮権、宣戦布告権、非常大権など強大な権限をもつ文字どおりの専制君主でした。「君が代」はまさに、この専制君主としての天皇の治世をたたえる歌だったのです。戦後、こうした絶対主義的天皇制が否定され、「国民主権」が憲法に明記されたわけですから、「君が代」がいまの憲法のもとで国歌にふさわしくないことは明白です。
共産党のページにおける君が代の説明に関しては、「専制君主としての天皇」という前提で書かれていますが、これは明確な歴史捏造です。
大日本帝国憲法下で天皇自身が政策判断をし、実行したのは2回と言われます。
昭和天皇による二・二六事件の鎮圧と、ポツダム宣言受諾でした。
内閣や宮内大臣・陸軍大臣や海軍大臣の輔弼に基づいて政策判断が為されていたのが実態であり、天皇の意思でトップダウン的に政府の方針決定が為された例は昭和天皇による二・二六事件の鎮圧指示くらいのものでしょう。
立憲君主としての天皇として君臨していたのは明らかです。
フィードバック
検索結果画面からフィードバックできるので、以下のフィードバックをすれば良いと思うのです。
「最上位に表示されているjcp.cr.jpのページは、共産党=Communist Partyのページです。破壊活動防止法に基づき公安調査庁による監視対象となっている団体であり、過去に阪神教育事件などの暴動事件によって死傷者も出しています。このような団体に権威性を与えることは許されません。また、当該ページ内では「君が代の「君」の意味」として「専制君主としての天皇」という説明がありますが、明確に誤りです。明治以降の天皇が専制君主であるといえる実質は存在していません。このような歴史捏造をしているページを上位表示してはいけません。」
君が代の意味に関する過去の日本政府の見解
第145回国会 衆議院 内閣委員会 第11号 平成11年7月1日
○野中国務大臣 戦後、我が国憲法が制定をされまして、天皇の地位も戦前とは変わったことから、日本国憲法下におきまして、国歌君が代の「君」とは日本国及び日本国民統合の象徴であり、その地位が主権の存する日本国民の総意に基づく天皇のことを指しておると認識をしております。
ー中略ー
○野中国務大臣 古歌君が代が明治時代に国歌として歌われるようになりましてから、大日本帝国憲法の精神を踏まえ、君が代の「君」は日本を統治する天皇の意味で用いられ、君が代の歌詞も、天皇の治める御代が末永く続き栄えるようにという意味に解釈されてきたことはそのとおりであります。
ー中略ー
○穀田委員 どうもそこのところが非常にあいまいな感じがしますね。
ということは、私が言っているのは、天皇がいわば大権を用い、そして統治する、そういう国だったからこそ、そしてまた、そのことを君が代という形で礼賛し、そしてそういう治世が行われたからこそ、あのアジアの侵略戦争があったということを私は言っているので、そのとおり理解していいのですね。どこが違うのですか。○野中国務大臣 私は、そのような理解をいたしておりません。
日本政府としては、君が代の「君」は日本国・日本国民統合の象徴たる天皇を指すとする見解ですが、この天皇が専制君主であるという意味ではないか?という議員の質疑に対しては、当時の内閣官房長官である野中広務は明確に否定しています。
以上