事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

熊谷徹「なぜドイツは原発捨てたのか8000字書いた」⇒フランスから買う(8文字):ハイキング中のドイツ人

熊谷徹:ハイキング中のドイツ人

ハイキング中のドイツ人がまた渾身の投稿です。

熊谷徹「なぜドイツは原発捨てたのか8000字書いた」

熊谷徹 氏が「なぜドイツは原発捨てたのか8000字書いた」と投稿。

ツッコミが相次ぎました。

フランスから買う、仏から買うから。(8文字)で終了

「フランスから買う」「仏から買うから。」(8文字)で終わるという指摘が相次ぐ。

 さらに圧縮する人たち

たぶん以下が最短

ドイツと原子力発電

まぁ、厳密にはドイツはフランスからだけ電力を購入しているのではないですし、フランスからの電力融通は外国からの融通の一部ですし、実はドイツから外国への電力輸出と輸入の比率は、物理的な電力の流れではなく商業的な電力の輸出入を見ると、対仏超過になっています。

「ドイツはフランスの原発由来電力を輸入している」は本当か | EnergyShift ※熊谷徹氏の記事

ドイツは電力の輸出国だ | 自然エネルギー財団

データの出典元であるIEA(国際エネルギー機関)の「Electricity Information 2016」では、電力の輸出入をどのように推計したのか。IEAは2国間の国境を越えた電力を輸出入の対象にしている。そこには非常に重要な注釈が付けられている。「電力が他の国を回って元の国に戻ってきた場合や、ある国を電力が通過した場合には、いずれも輸出量と輸入量の両方に加える」。

例えばスイスやイタリアの消費者が、隣国のフランスの電力を契約して購入した場合を考えてみよう。フランスで発電した電力はドイツの送電線を通って隣国のスイスに送られて、そこで消費されるか、さらにスイスの隣国イタリアに送られるケースがある。この場合にIEAの集計では、ドイツは(1)フランスから電力を輸入し、(2)別の国(フランスの電力を購入した国など)に電力を輸出した、とみなす

ただし、これが可能になるのはフランスが電力供給元として充分な発電量があり、送電網が整備されているからで、そのフランスは原子力発電による発電量の比率が70%以上であるというのは変わりありません。

ですから、ドイツが脱原子力を可能にした理由として、「他国の原子力発電所による発電に支えられている」と言うことに何ら影響は与えません。

参考:欧州電気事業の最近の動向 ~カーボン・ニュートラル社会実現に向けた取り組み~ 2020年5月26日 一般社団法人海外電力調査会

参考:https://eneken.ieej.or.jp/data/8478.pdf

なぜ8000字も?そのヒントが朝日新聞記者の鮫島浩に

新聞記者やめます。あと89日!【新聞記者は文章が下手?】│SAMEJIMA HIROSHI TIMES

ある日、週刊誌の先輩記者に泣きついた。この先輩のアドバイスが実に軽快だった。

「鮫島くん、原稿を膨らまそうと思って、後ろに向かってダラダラ書いたらドツボにはまるよ。そんな記事は、みんな途中で読むのをやめてしまう。原稿というのはね、前に向かって膨らませるんだ。まずは書きたい本文を書く。それでも行数に達しなければ、その前に文章をどんどん付け加えていくんだよ

前に向かって膨らませる? 私はピンとこなかった。先輩は続けた。

「うん。前に膨らませるんだ。記事でいちばん伝えたい本文とは、ちょっと離れた内容でもいい。肩の力を抜いて、軽く書く。そのあとに改行して『それはさておき』と入れ、本文に続ける。それでも足りなければ、もうひとつ軽い話をはさみ、今度は『なにはともあれ』と入れて本文に続けるんだよ。そうすればあっという間に6ページでにも8ページにもなる

なぜ8000字にもなったのか?

そのヒントが朝日新聞記者の鮫島浩氏が書いたブログに…

「前に膨らませる」ですか。なるほどなぁ。

元NHKの人も、そういう技術を持っていたのだろうか?

以上