海上自衛隊の練習艦「しまゆき」と「せとゆき」がマーシャル諸島とミクロネシア連邦から入港拒否されていた件。
両国が新型コロナの確定症例が出た国からの入国を認めていないのが原因です。
- 海上自衛隊の練習艦「しまゆき」と「せとゆき」が入港拒否
- ミクロネシア連邦の新型コロナウイルス対策の検疫ルール
- マーシャル諸島の新型コロナウイルス対策の検疫ルール
- 確定症例の無いグアムで14日間経過すれば違ったのか
海上自衛隊の練習艦「しまゆき」と「せとゆき」が入港拒否
新型ウイルス 練習航海中の海自艦艇2隻 外国の入港取りやめ | NHKニュース:魚拓
海上自衛隊によりますと、練習艦「しまゆき」と「せとゆき」は、幹部候補生の隊員などおよそ420人を乗せて、今月4日から太平洋でおよそ1か月間の練習航海を行っています。
練習艦は、グアムを訪れたあと、ミクロネシアとマーシャル諸島に入港する予定でしたが、両国から現地の日本大使館を通じて「新型コロナウイルスの感染者が確認されている国からの入国を制限していて、部隊の受け入れは困難だ」と伝えられ、入港を取りやめたということです。
海上自衛隊の練習艦「しまゆき」と「せとゆき」が入港拒否されたのは、これらの国では「新型コロナウイルスの感染者が確認されている国からの入国を制限」しているからという理由が明記されています。
他のメディアは「日本で新型コロナウイルスの感染が拡大していることが影響したとみられます」と報じている中、NHKは具体的文言を聞き出しています。
ミクロネシア連邦の新型コロナウイルス対策の検疫ルール
上記でミクロネシア連邦が「感染者の確定症例がある全ての国からの直接渡航を禁止し、14日間感染者の確定症例が出ていない地域に滞在しないと入国禁止する検疫ルールが敷かれたことを示しました。
(中国、マカオ、香港からの者はどんな場合でも拒否)。
その後、商業船・漁業船については入港可能だが乗組員は14日間ルールが適用される旨が明確化されました。
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そして2月14日には修正された形で改めて検疫ルールが示されました。
そこでは旅行者に対する14日間ルールの規定が削除されました。
しかし、そのルールは依然として重要であるため、2月28日までは有効であると「(12)」に書かれています。
マーシャル諸島の新型コロナウイルス対策の検疫ルール
National Disaster Management Office 2月10日 8:26
マーシャル諸島の新型コロナウイルス対策の検疫ルールも、ミクロネシア連邦のものとほぼ同じです。
フェイスブックページにマーシャル諸島大統領の上記画像の声明の全てが載ってます。
確定症例の無いグアムで14日間経過すれば違ったのか
ところで海上自衛隊は2月4日から3月16日まで演習を行う予定だったようです。
グアムやホノルルはアメリカ領ですが「確定症例のある国・地域」とはみなされていません。参考:外務省 海外安全ホームページ|現地大使館・総領事館からの安全情報 詳細
そうであればグアムに寄港した後に14日を過ごし、ミクロネシアやマーシャル諸島に入港できれば大丈夫だったのでしょうが、日程としてはグアムが先ではなかったか、そうであってもグアムでの演習期間が短かったのかもしれません。
以上