事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

日刊ゲンダイ記者ツイートがフルボッコ:処理水海洋放出を麺つゆにたとえる

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なお、ソースはゲンダイ。

日刊ゲンダイ ニュース記者のツイートがフルボッコ

福島原発のALPS処理水海洋放出に関して、日刊ゲンダイニュース記者アカウントが、麺つゆを薄める話に喩えて論じています。

これに対しては突っ込みが殺到してフルボッコ状態です。

産業廃水と飲料物の比較

分かりやすくしようとしてるだけなのかもしれませんが、放出される処理水は「産業廃水」であり、飲料水ではありません。

ただ、飲料水基準をクリアするレベルに希釈する、という話です。

強化兵士のような味覚の王様

マジでこれ。500倍というのは現状から放出時には、ということです。

WHOの飲料水基準ではトリチウムの基準は1リットルあたり1万ベクレルですが、海洋放出時のALPS処理水は1リットル当たり1500ベクレルまで下げる予定です。

料理をしていれば500倍というのはもはや何も味がしないレベルだと思うのですが、どうやらゲンダイ記者の当該ツイートをした中の人は強化兵士のように知覚を常人よりも遥かに向上させた状態のようです。

ゲンダイ社、生命倫理的に大丈夫なんでしょうか?

飲料可能にして飲んだ例の指摘

園田康博政務官が浄化処理したものを飲んでましたね。

記者の求めであったにもかかわらず記者から「パフォーマンスだ」と言われて…

朝日はこのとき「浄化水」と書いてますが、その後は「汚染水」や「汚染処理水」など、「汚染」というワードを海洋放出の文脈で使っていました。

濃度の概念

濃度の概念は大事。

少量であっても人体に対するインパクトは放射性物質によって異なるので、物質の量そのままではなく基準からの距離、つまりは告示濃度比で把握するのがベター。

「なソゲ」を忘れてないか?

「なお、ソースはゲンダイ」

最近あまり聞かなくなりましたが、ちょっと前までは注意喚起や何らかのヒント(意味深)のためにこの用語が使われてきました。

みんな「なソゲ」を忘れているんじゃないだろうか?

せめて麺つゆじゃなくてソースで喩えてくれればよかったのに…

以下の山本拓の発言も日刊ゲンダイ上の発言でした。

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