事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

沖縄タイムス阿部岳記者「ひろゆきはネトウヨ」過去に「政府がネトウヨ」とも

記者がネトウヨというレッテル貼りですか

沖縄タイムス阿部岳記者「ひろゆきはネトウヨ」

魚拓

沖縄タイムスの阿部岳記者が「ひろゆきはネトウヨと評するしかありません」として種々のツイートをしています。

他の投稿を見ると、どうやら「右翼系がよく広めているデマを主張してるから」ということのようですが…

https://archive.ph/z7QJg

https://archive.ph/eXTq2

「ネトウヨ」で発信者情報開示命令がなされた裁判例

東京地裁平成30年10月30日判決 平成30年(ワ)18111号では、インターネット上の電子掲示板に「〇〇から消えつつある万年『博士論文準備中』の自称元『××大学非常勤講師嘱託』のネトウヨ」などと書き込まれたことが原告の予備校講師としての社会的評価を低下させるとして、現段階で違法性阻却事由は認められず名誉が侵害されたと認定して発信者情報開示命令を出しています。

特定人に対する「ネトウヨ」という表現が名誉毀損になる可能性があるということ。

阿部記者の言うネトウヨという評価の根拠として「反対派は中国に有利な状況を作り出そうとしている」というひろゆき氏の主張を挙げています。

「反対派」と言ってもどの集団か、どの基地に対して反対しているのか、何に反対しているのかは定かではありませんが、たとえば普天間基地の辺野古への移設は普天間基地周辺の「基地負担」を解消するためのものでもあるのに、その効果には触れずに反対運動が展開されているケースがあります。

しかも、「自衛隊も出ていけ」とする主張すらあります。

置き去りにされた自衛隊配備反対 前線基地化の不安 沖縄・宮古島市長選、論戦なく 毎日新聞 2021/1/15 09:27(最終更新 1/15 11:53) 

強烈な「反自衛隊」 沖縄復帰50年 沖縄の苦しみに耳傾け 奄美出身の奥田さん 5/16(月) 13:00配信 奄美の南海日日新聞

何度も複数メディアで取り上げられている主張なので、「ごく一部の奇特な連中の主張だけがクローズアップされている」などという話ではない。

つまり、このような人たちは沖縄における軍事基地全体に反対しているのであり、それは尖閣諸島周辺海域に侵入を繰り返している共産チャイナにとって「有利な状況を作る効果がある」ということは明らかです。

その目的が「チャイナに有利になるように」ではない人もいるでしょうが、全体を客観的合理的に評価した場合に単に「基地負担を減らしたい」という目的でしかない、と言い切ることは困難でしょう。

阿部記者本人の従前からの主張も「基地負担は日本政府による沖縄差別」でした。

さらに、阿部記者による「ネトウヨ」の用法からすれば、ひろゆき氏の主張の正当性とは関係なく問題があります。

阿部記者は過去に「政府そのものがネトウヨ」ともツイート

https://archive.ph/5ukd7

政府そのものがネトウヨ」などと、もはや「ネトウヨ」という言葉の意味するとおりの評価・論評をする気すらサラサラ無く、単に罵倒語としての用法でしかないということを本人が暴露しています。

https://archive.ph/kKS97

Hanadaに収録された記述は「歴史認識などで一部から反日的ではないかと批判されている人たちが、今回の開催に強く反対している」

これはシェアされている毎日新聞の記事にも書かれてる言葉です。

「反日」という単語一つでネトウヨ認定をしている。

個人的に、ネトウヨと(真に)評するだけで名誉毀損との評価はおかしいと思っていますが、特定人に対して「ネトウヨ」という言葉を使ってる人は、その言葉の意味通りの用法じゃなくて単に罵倒語として使ってるだけの用法が多いですよね。
(類似の用法が「パヨク」など)

対して「反日」という言葉を使う人は、その言葉通りの意味として使ってる人がほとんど。そこには"日本国の国益に反する"だとか"日本社会の歴史や文化を侮蔑してる"だとかいう意味合いがある。

問題は【そのような評価が妥当なのか】であって、言葉の意味を無視して「反日」が特定人に対して乱用されているということは「ネトウヨ」よりは比較的少ないと感じます。

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