あれれー?おっかしいぞ~?
- 暇空茜の都への不正会計疑惑住民監査請求の結果が公表
- 監査結果概要「税理士、社労士報酬を委託料に含めるな」表3が重要
- 時事通信・産経新聞など大手メディアが報道も…
- Colabo弁護団は謎の勝利宣言:やはりツイート削除も
暇空茜の都への不正会計疑惑住民監査請求の結果が公表
東京都若年被害女性等支援事業について当該事業の受託者の会計報告に不正があるとして、当該報告について監査を求める住民監査請求監査結果
暇空茜氏が東京都に対して一般社団法人Colaboの令和3年度の若年被害女性等支援事業を含む同法人の全体の活動報告書等から、会計不正が行われているために領収書、帳簿、実態の監査を行い必要に応じて補助金の返還等の措置を求める住民監査請求が行われていましたが、その結果が1月4日の午後に公表されるに至りました。
これは昨年の12月29日には暇空氏に結果通知書として監査結果の全文が送付されていたため、noteで非公開資料も含めた解説が為されています。
監査結果概要「税理士、社労士報酬を委託料に含めるな」表3が重要
【鍵】となるのは報告書中の「表3」です。
報告書の18頁辺りから「表3の通りであり…請求人の主張は妥当ではない」とする記述が各項目で連続していますが、その表中の数字の中身が重要で『それが本当なのかを精査しろ』ということを暇空氏もそうですし、外野も指摘しています。
暇空氏の主張のうち、「人権費」に関しては、「税理士、社労士報酬を本件委託料に含めるべきではないとする請求人の主張の一部には理由がある」としました。
その他、監査委員が「本件経費」について別途監査対象局(今回は監査委員が福祉保健局を対象にした)からの説明聴取及び提出のあった領収書等の関係帳簿の調査、関係人調査の検証をした結果…
- 委託事業の経費として計上するに当たり不適切な点があるもの
- 委託事業の経費として計上するに当たり妥当性が疑われるもの
これらの点があるものとして、人件費、法定福利費、領収書、事業実績額の内訳の記載、履行確認、給食費、宿泊支援費について、指摘し、結論として以下記述。
本件精算には不当な点が認められ、その限りで本件請求には理由があるから、以下のとおり、法第242条第5項に基づき、次に掲げる措置を講じることを勧告する
勧告の概要は以下の通りです。
Colaboの不正会計疑惑について行った住民監査請求の結果全文です
— 暇空茜 (@himasoraakane) 2022年12月29日
ざっくりまとめ
2月28日までに
・遡って調べろ、不正があったら返金とかさせろ
・区分守らせろ
・こんなクソ報告書で通すな
・按分しろ
・他に流用すんな
・宿泊、給食費に上限つけろ
・ちゃんと指導しろ pic.twitter.com/lNW80SbO2G
2月末までに是正されるんでしょうか?
これから注目すべき事項でしょう。
時事通信・産経新聞など大手メディアが報道も…
先行して産経新聞グループのサンスポが報じていましたが、時事通信・産経新聞など主流メディアも報道するようになりました。
東京都監査委員は、都が一般社団法人「Colabo」に委託した若年女性の支援事業について、不適切な経費計上があったとする監査結果を公表。都福祉保健局に対し、実際に事業に必要な経費を調査、特定した上で、過払いがあった場合は同法人に返還請求するよう勧告しました。https://t.co/cFntdYto6Z
— 時事ドットコム(時事通信ニュース) (@jijicom) 2023年1月4日
経費再調査求める勧告 「Colabo」巡る請求一部認める 都監査委https://t.co/Y92NUevfsR
— 産経ニュース (@Sankei_news) 2023年1月4日
監査結果によると、令和3年度の都の委託事業を巡る税理士と社会保険労務士への人件費として計上された金額に、委託事業とは関係がない部分の人件費も含まれているとした。
時事通信は「委託事業分以外の税理士報酬も経費に計上するなど不適切な点があったほか、高額なホテル代やレストラン代など妥当性が疑われる項目があったとした。」として報じています。
また、産経新聞も一般社団法人「Colabo」(仁藤夢乃代表)の名前を出した上で、「令和3年度の都の委託事業を巡る税理士と社会保険労務士への人件費として計上された金額に、委託事業とは関係がない部分の人件費も含まれているとした。」と報じています。
が、未だに報じないメディアもあります。
暇空氏という私人に対して議員会館を使って提訴記者会見をしたのは報じたメディアが、まったく報じていないのはどういうことでしょうか?
また、Colabo関連でColabo側に不利とみられる記事がなぜか削除されていました。
Colabo弁護団は謎の勝利宣言:やはりツイート削除も
Colabo弁護団は「一部を除いては問題がないこととされました」と書いていたツイートを削除。現在は「その主張の大半は監査委員によって退けられました」などとよくわからない修正をしています。
【弁護団声明】東京都に対する住民監査請求結果について
— Colabo*Tsubomi Cafe (@colabo_official) 2023年1月4日
東京都の監査結果が公表されました。監査請求人は様々にColaboを非難攻撃してきましたが、その主張の大半は監査委員によって退けられました。詳しくはこちらをご覧ください。https://t.co/2iiPUsXaB1 pic.twitter.com/Ywa3EISMWk
【弁護団声明】東京都に対する住民監査請求結果について – 一般社団法人Colabo(コラボ)(1月4日14時22分魚拓)
初戦の勝利。 pic.twitter.com/1j2MXm9eMG
— 弁護士神原元 (@kambara7) 2023年1月4日
謎の勝利宣言が為されています。
確かに、もしも本当はもっとヤバい実態なのにあの報告書の程度の指摘で済んでいる、という状況であるならば、現状はColabo弁護団の「勝利」と呼んで然るべきでしょう。
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