事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

デイビッドアンバラス『「女史」は差別用語』と捏造『使うのは植民地主義者か、嫌がらせする豚だ』日本人ヘイトをする

デイビッドアンバラスが女史は差別用語だと捏造

ラムザイヤー論文を否定する者による捏造が酷い。

デイビッドアンバラス『「女史」は差別用語、使うのは植民地主義者か、嫌がらせする豚だ」

https://archive.md/cUi52

デイビッド・アンバラスというノースカロライナ州立大学歴史学部教授が『「女史」は数十年来の差別用語であり、植民地主義者…なら立派な用語だと思うだろうが、そうでないなら嫌がらせの言い訳をする豚だ」とツイートしました。

そもそもの前提として「女史」は差別用語というのが完全なる捏造です。

アンバラス氏含め、【共同通信の「記者ハンドブック」に性差別語として掲載されているから】という論法でしたが、共同通信の記事にも何度も登場しているし、朝日新聞やNHKの記事にも「女史」は当たり前のように敬称として用いられています。

したがって、「植民地主義者か、そうでないなら嫌がらせする豚だ」というのは、「女史」という言葉を敬称として用いてきた(現在でもメディアにおいても当たり前に用いられている)日本人全体を貶めていることになります。

デイビッドアンバラスは反日日本人学者らの被害者と言えるかもしれないが重大な過失がある

さて、上掲の記事にあるように一部の反日日本人学者が「女史は差別用語だ」と捏造をしていたので、デイビッドアンバラス氏はある意味でこうした不誠実な日本人の被害者であるとも言えます。

しかし、彼は一般人ではなく、日本語の文献を読んで日本国と日本人が主として登場する歴史を教授する立場にある。そういう立場であることからすれば、いかに騙されたとはいえ重大な過失がある。

「site:http://kyodonews.jp "女史"」「site:http://47news.jp "女史"」などで検索すれば共同通信がこれまでに「女史」という文言を含む記述を何ら問題視してこなかったということが簡単に分かるのだから。

さらに言えば、もはや「日本人学者が言っていたから」は通用しない状況にある。

なぜなら、私が事実を突きつけてもチェリーピッキング・ストローマン論法を駆使して言い訳に走っているからです。

デイビッドアンバラスがチェリーピッキング・ストローマン論法を駆使して「女史」の意味を捏造

ヘレン・ケラー女史来訪 岩国・東京 | NHK放送史(動画・記事)魚拓

私からNHKの記事で「ヘレン・ケラー女史」と書かれているページを紹介。

すると、以下のリプライが来ました。

「お前は私の言いたいことを証明してくれた、お前が注意深く読まなかったことも示している」などと言っています。

しかし、このページ自体が2020/4/29に作られており(ページのソースを見ればわかる)、ならばナレーションと合わせた詳細説明文章は変えられずともタイトルを変えることはできたはず。

それから、私は別のページも紹介していました。

ミャンマー オーストラリア人記者は見た | BS世界のドキュメンタリー | NHK BS1魚拓

こちらは初回放送が【2007年5月6日(日)】となっており、ごく最近になっても「スー・チー女史」と敬称をつけていたことが分かる記事です。

アンバラス氏はこちらの記事については何も言及せず、「最も打倒しやすいページ」だけに反応しているというストローマン論法乃至はチェリーピッキングをしているわけです。

ぶっちゃけ最初のヘレン・ケラー女史の記事はある意味トラップ的に置いておいたもので、アンバラス氏が都合の良いことにしか反応していないという事を知らしめるという効果がありました。

これ以外にも私以外の方から他のメディアにおいて「女史」が使われている証拠をいくつも貼り付けていますが、そちらにはまったく反応していません。

アンバラス氏は「「女史」が数十年も差別用語とされてきた」と主張していたのだし、「最近になってそう認識されてきた」という主張だとしても、アウンサンスー・チーという同じ人物について「氏」と書かれていた記事が存在するからといって何らの正当化にもならないのですが、日本語の理解ではなく論理的な思考に問題があるのでしょうか?ここまで来ると何を言っても都合の良い事実にしか反応しないので相手をするのは無駄でしょう。

なお、他には血塗られたアフリカのバラ 前編 | BS世界のドキュメンタリー | NHK BS1魚拓)で「環境保護活動に身を投じたジョアン・ルート女史」などがあります。

こうした不誠実な態度からは、もはや「日本人学者が言っていたから」と言って自身の不見識さの責任から逃れることも許されません。日本人ヘイトでしょうこれは。

差別用語ではないジェンダー用語として「女史」を記述する朝日新聞内部資料

https://archive.md/IQwDv

アンバラス氏は朝日新聞の資料を載せてますが、「性差別語」の項目とは別に「ジェンダー」の章で「注意する」ものとして『女史』の語が位置づけられているのが分かります。しかも追加されたのは「2002年」です。

つまり、「女史」が差別語として扱われていないことの証左でしかない

だから「使用された数」の変化を見てる。そもそも「差別語」なら使わないのだから。

https://gender.jp/wp/wp-content/uploads/2019/02/NGG_journal_13_matsuzawa.pdf

にもかかわらず、アンバラス氏は『「女史」には、軽蔑的、差別的な意味合いがあります。』と、一般的・第一義的にそのように理解できる、という書き方をしています。

こういう調査能力と分析能力で本当に日本史について正しく解釈できるのでしょうか?

こんな理解力でラムザイヤー論文を否定する活動をしているのだと思うと、学術的な問題があるように思われます。こういう存在を放置しておいていいのでしょうか?

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