一騎当千
岸田総理が1人フェイクバスターズに:「予備費が少ない!」への回答
今年度予備費の残額は4,600億円を超えており、来年度予算案でも一般予備費を5,000億円計上しています。
— 岸田文雄 (@kishida230) 2024年1月5日
切れ目ない対応のため、来年度予算案の予備費の増額を行うべく、必要な変更を行う必要があると判断しました。
変更の案を早急にとりまとめ、与党と連携して進めます。
岸田総理がいわば【1人フェイクバスターズ】となってる状況です。
1月1日午後4時10分頃の能登半島地震発生後、SNSでも情報発信している岸田総理ですが、その内容がネット上の喧噪や難癖を封殺する効果を持っています。
上掲投稿は予備費に関するものですが、従前から災害発生時には「予備費が少ない!」という難癖に過ぎない政府批判が展開されており今回も例外ではなかったところです。
今回は最初に予備費40億円の支出を発表したところ、「少ない!」「ウクライナへの支援金と比べて少ない!」などといった底辺の言説が吹き荒れていました。
予備費は今後増額される見込みであるということが、総理のアカウントで発信された意味は大きい。
直近では台湾の支援の申し出に関する言説についてもXで岸田総理が4日の記者会見で説明した内容を投稿しており、日本保守党党首の百田尚樹氏らを筆頭に拡散されている「拒否した!中国に配慮したのか!」という謎の言説が粉砕されています。
能登半島地震の政府の初動、官邸対策室立上げ、特定災害対策本部設置
石川県能登地方の最大震度7の地震発生を受け、直ちに官邸対策室を立ち上げ、そして先ほど特定災害対策本部を設置しました。
— 岸田文雄 (@kishida230) 2024年1月1日
人命第一の方針の下、被害状況の把握、災害応急対策に総力を挙げています。
近くにいる皆さんは、最新情報に注意し、命を守る行動を最優先に取ってください。
能登半島地震の政府の初動、官邸対策室立上げ、特定災害対策本部設置についても、震災発生から約2時間後の午後6時台という早期の段階でSNSで説明していました。
令和6年能登半島地震に係る災害派遣について令 和 6 年 1 月 5 日防衛省
その他救助活動などの具体的な時系列は上掲リンク先でまとめられていますが、日本保守党の事務局長が「皆が政府批判を控えてきたが、発災から4日目となり、徐々に「初動」への検証がされ始める頃。つまりそういうこと」と発信してコミュニティーノートが付けられています。
皆が政府批判を控えてきたが、発災から4日目となり、徐々に「初動」への検証がされ始める頃。つまりそういうこと。
— 有本 香 Kaori Arimoto (@arimoto_kaori) 2024年1月4日
なお、激甚災害指定も来週には行う見込みという報道がされています。
もともと政府は指定の迅速化を課題と考えており、その後の復興にとって資金繰りの見込みが早期に立つことは自治体や事業者等にとっても業務負荷や不安軽減に繋がると考えられます。
※災害発生の初期の救助や避難所構築などには無関係なので、指定が早いに越したことはないですが、「一刻も早く」という時間軸で指定するべきものではない。
SNSの偽情報の注意喚起や石川県の交通事情で一般車両の乗り入れ抑制
SNSの偽情報についてです。
— 岸田文雄 (@kishida230) 2024年1月4日
実在しない住所や無関係の画像で救助を求めるような情報等、事実に基づかない不確実な情報がSNS上で拡散しています。
こうした悪質な虚偽情報は決して許されません。
国民の皆様には公共機関の情報を確認する等、虚偽情報に惑わされないよう政府としても呼びかけています。
更に遡ると、岸田総理はSNS上の偽情報の注意喚起や、石川県の交通事情から一般車両の乗り入れを抑制するよう呼び掛けていました。
偽情報については、「瓦礫の下敷きになっている、助けてください」といった投稿が吹き荒れていましたが、コピペ投稿が横行、初出の投稿で「助かりました」と報告されているものも虚偽のものが数件あるというありさまでした。
現在、限られた輸送ルートに一般の車両が殺到し深刻な渋滞が発生しています。
— 岸田文雄 (@kishida230) 2024年1月4日
被災地へ速やかに必要な物資が届けられるよう、できる限り利用を抑制していただくことについて、国民の皆様のご理解とご協力をお願いします。
ただでさえ日常から渋滞が起きている入り組んだ海岸線の能登半島の道路に、震災による路面損壊・がけ崩れ等による封鎖が加わった交通事情の中、陰謀論系政党の党首や迷惑系YouTuberが「現地入り」して得意になっている様が見られますが、この状況に触発されないよう苦言を呈している、という風に読み取れます。
以上