信じがたい事件が起きました。
NHK札幌放送局のディレクターがアレフに対して、周辺住民のアレフに関するインタビュー音声ファイルが格納されたページのURLを誤送信していたというのです。
- NHKがアレフに音声データURLを誤送信した経緯
- NHKの不可解な行動
- 音声データファイルのURLを送るとは?
- TBSビデオ問題:オウム真理教の坂本弁護士一家殺害事件
- まとめ:NHK誤送信自作自演疑惑
NHKがアレフに音声データURLを誤送信した経緯
- アレフ施設の周辺住民らに取材、音声データ録音
- ディレクターは1日午後5時ごろ、音声データの文字起こしを委託業者にメールで依頼
- その際、データをダウンロードできるサイトのURLを、同僚の職員にも同時にメール送信しようとした。
- しかし、この職員のメールアドレスと頭文字が一致していたアレフのアドレスが自動的に予測変換で出て、気づかず誤送信した
- これまでもディレクターはアレフ側とメールのやり取りをしたことがあった
- 本来はセキュリティーが高いNHK独自のファイル転送システムを使うことになっていたが、ディレクターは一般向けのシステムを使用していた
- メールの誤送信後、すぐに気づいて上司に報告したが、データのファイルを開けないように処理ができることを後で知ったため、2日午前10時ごろに処理をした
NHK側の行動には不可解なことばかりです。
NHKの不可解な行動
まず、委託業者にメールで依頼する際に、同僚の職員にも同時にメール送信する、という行為自体が、あまり考えられない行動です。Cc等の機能を使っていたということであれば分かりますが。
次に、アレフのアドレスが予測変換で出た、ということですが、こういうことが無いように業務用システムでは予測変換機能を切っているのが通常です。無料メールサービスですら、機能のON/OFFができるのですから、できないハズがありません。
また、本来使うはずのファイル転送システムではなく、一般向けのシステムをなぜこの場合に使用していたのか、理解に苦しみます。ましてや住民の取材音声データというセンシティブな情報なのですから、扱いは慎重になるのが通常のはずなのに。
そして、ファイルを開けないように処理できることを後に知って、日を跨いだ17時間後に処理をしたというのも変です。情報漏洩は緊急対応案件であるのが社会常識のはずですが、のんきに放置していました、ということでしょうか?俄かには信じがたい対応です。
音声データファイルのURLを送るとは?
たとえば、こちらのファイルを開いてみてください。URLはhttps://drive.google.com/open?id=1OR3e7fcDwI2apw9v82bJ4Y0Z877GaDv4
「在外邦人保護義務と憲法」という表題のPDFファイルが開けたはずです。
では、こちらのファイルを開いてみてください。URLはhttps://drive.google.com/open?id=1R_HAfUKNMqKjXlenAxFkV5ECi4ZTkPtV"
……
すみません、元のファイルからデータを削除しているので、見れないはずです。
なぜか、私は見れます。フォルダからデータ削除してるのに…
追記:ファイルをゴミ箱から完全に削除したら消えました。
このように、URLを誤送信したところで、いくらでも対処方法はあったはずです。
にもかかわらず、17時間経ってからアクセスできないようにする処理を行ったというのは、「杜撰」や「お粗末」などということ以上に、NHK札幌放送局とアレフ側の結託を疑ってしまいます。
TBSビデオ問題:オウム真理教の坂本弁護士一家殺害事件
TBSビデオ問題とは、1989年(平成元年)10月26日に、東京放送(TBS。現在のTBSテレビ)のワイドショー番組『3時にあいましょう』のスタッフが、弁護士の坂本堤がオウム真理教を批判するインタビュー映像を放送前にオウム真理教幹部に見せた事件です。
その9日後の11月4日に起きた坂本堤弁護士一家殺害事件の発端となったとされており、現参議院議員の杉尾ひでやらによる社内検証番組が作られ放送、関係者の懲戒解雇、新社長による謝罪放送が行われるなど、社会問題にもなりました。
あれから30年、TBS問題と同様の事件が起きてしまうとは恐ろしいことです。
まとめ:NHK誤送信自作自演疑惑
アレフはもちろん、公安調査庁の調査対象団体です。
この「誤送信」の経緯はあまりにも不可解なので、NHK札幌放送局全体とアレフとの繋がりを調査(捜査もできるのでは?)しなければいけないのではないでしょうか?
今回、アレフ側はまったく関与していないとすればとばっちりですが、それにしても不可解です。
以上