事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

NHKが職業差別「男性ヘルパーの介助で尊厳が壊された、性犯罪と同じ」障害のある女性特集

職業差別×男性差別

※追記:当該番組を視聴しました。

NHK「男性ヘルパー介助で尊厳破壊、性犯罪と同じ」

NHKハートネットのアカウントが「男性ヘルパーの入浴等の介助を受けて尊厳が壊された」という障害者女性の声があるとして番組を紹介。

NHKツイートでは「性犯罪被害と同じ」とまで書いてます。

以下のページで2023年4月17日(月) 午後8時00分 〜 午後8時30分に放送された内容だとしています。2023年4月28日(金) 午前0時45分 〜 午前1時15分に再放送するようです。

ハートネットTV 特集・障害のある女性1▽言いたくても言えない“性の悩み” | NHK ハートネットTV魚拓

「繰り返し後をつけられ、体を触られた」「周囲に助けを求めることも困難でした」―。今回ハートネットTVでは、障害のある女性たちの悩みの声を募集。性暴力の被害を訴えるものや、異性から身体的な介助を受ける「異性介助」についてなど、切実な声が寄せられました。「障害のある女性」をテーマに考える4月特集。第1回は「性の悩み」について。今社会にどのような支援が求められているのか、寄せられた声から考えます。

出演者ほか
【出演】安田菜津紀,高橋愛実,岩田千亜紀,長谷川ミラ,柴田健吾,【キャスター】瀬田宙大,【語り】富田望生

NHKの「障害のある女性特集」は職業差別と男性差別

障害のある当該女性がそのように認識していることは仕方がないですが、NHKもまたTwitterアカウントのツイートの文面で「性犯罪被害に遭っているのと感覚は変わりありません」などと自身の言葉で語っているわけですから、NHKの当該番組スタッフの思想の現れであり、外形的にはNHKとして発信されていることになります。

これはまごうことなき職業差別と男性差別です。

女性患者が男性医師から診察を受ける際に胸や秘部を見せる場合もあります。

が、なぜか入浴や排泄介助の場面では男性のヘルパーがそれをやることについて「性犯罪被害と同じ」などと言われるのは、あまりに道理に合わない。

私は番組をみていませんが、本当に障害者女性はそんな主張をしたんでしょうか?

このような主張は、女性の側にも害を及ぼすことになります。

女性の側の過重な負担を負わせる女性のみの排泄介助等

こんな主張をされたら、男性介護士は居なくなるでしょう。

そうなると、今度は「女性の」介護士が危険に晒されるということになります。

女性のみの介助となると、肥満体型の女性を浴槽に入れるために持ち上げるといったような動作が必要な場合、過重な負担がかかってきます。それは女性介護士にとって腰痛等の傷害リスクを背負わせることになります。

労働法体系では、女性が断続作業で持ち上げる場合は30kgまで、という法律上の基準があります。さらに、努力義務として定められている重さとして女性は自身の体重の24%までとされています。

たとえば70kgの女性を持ち上げなければならない場合、男性ヘルパーが居なければ、女性3~4人がかりでないと法令上の制限をクリアできない、ということになります。

女性介護士による男性患者の排泄介助にも敷衍されるおそれ

次に、このNHKのロジックでは、女性介護士による男性患者の排泄介助にも敷衍させられる恐れがあります。

男性患者が女性に入浴や排泄介助を受けることはいくらでもあります。

そこで活動家にそそのかされた女性介護士が「尊厳が壊された」と言い出すことを助長しかねません。

今回のNHKの主張は、社会を破壊する煽動工作です。放送法4条1項1号の「公安及び善良な風俗」を害しているのでは?もはや総務省・政治マターでしょう。

ご意見・ご感想 | 首相官邸ホームページ

視聴者からのご意見について | BPO | 放送倫理・番組向上機構 |

こんな放送を許してはならない。

従前からNHKには「性」にかかわるところで怪しい動きがあります。

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