また切り取り報道。
IOCバッハ会長「感染状況が良くなれば有観客」
バッハ会長「感染状況改善したら有観客で」…菅首相との会談で要望 : 政治 : ニュース : 読売新聞オンライン
複数の政府関係者が明らかにした。バッハ氏は8日にテレビ会議形式で行われた政府や大会組織委などとの5者会談でも「東京などの感染状況が改善されれば(無観客を)見直すべきだ」と要請した。
確認としてIOCバッハ会長が「感染状況が良くなれば有観客を」と発言。
新型コロナ対策分科会尾身会長「我々の普通の判断ではあり得ない」
この日の会見では東京がリバウンドになり感染拡大のルートに乗っているということを指摘しています。
「我々の普通の判断ではない」というのは、バッハ会長が言うように今後の短い期間中に「感染状況が改善すれば」という前提条件について述べたものであり、有観客の是非そのものについて述べたものではありません。
尾身会長の「我々の普通の判断ではあり得ない」は、有観客の是非そのものではなく、バッハ会長が前提条件として言及した「感染状況が改善したら」の部分。
— Nathan(ねーさん) (@Nathankirinoha) 2021年7月18日
この前にも何度もバッハ会長のこの発言について質問があって、観客の有無の是非については言及を避けている。 pic.twitter.com/6iilAnBJCV
尾身会長「五輪観戦は自宅で」⇒会場とは無関係
これも毎日新聞が16日の記者会見をもとに書いた記事があります。
「五輪観戦は自宅で家族と」尾身氏が訴えhttps://t.co/w7yC3i1Nqj
— 毎日新聞 (@mainichi) 2021年7月16日
尾身氏は「7月から8月下旬にかけては、1年以上の新型コロナとの闘いにおいて、正に山場だ」とし、路上や飲食店などで大人数で五輪の応援をしないよう国民に求める談話を発表しました。
政府の有識者会議「新型コロナウイルス感染症対策分科会」の尾身茂会長が16日に記者会見し、開会を1週間後に控えた東京オリンピックの応援は自宅で家族などとし、路上や飲食店などで大人数で応援しないよう国民に求める談話を発表した。
つまり、この発言も、「会場を有観客にするか無観客にするべきか」については触れてません。
普段会わない人や大人数・長時間の飲食や路上での飲酒はせず、外食はなるべく、感染予防策ができていると自治体が認証した店を選ぶ。五輪は、自宅で家族など普段から会う人と応援し、広場、路上、飲食店での大人数での応援は控えることも訴えた。
敵を作り出し煽動するネット民
上掲記事で指摘していますが、分かりやすい「敵」を作り出しては攻撃を加えるのがネット民です。中にはマスメディアが煽動しているケースもありますが、そうではないケースも少なくありません。
バッハ会長についても、発言を切り取ったり「意訳」をして憎悪を煽ったりする輩がSNSに出現していることを観測しています。
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