事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

【Twitterファイル】シャドウバンはVF=可視性フィルタリングと呼ばれ実施されていた

やはりシャドウバンはあったではないか

Twitterファイルの続きを投稿するBari Weiss

Twitterファイルの続きをBari Weissが投稿しています。

Twitter社員がブラックリストを作り、好ましくないツイートがトレンドに上がるのを妨げ、アカウント全体やトレンドトピック可視制を積極的に制限していたと。

更新中のスレッドには、その具体例が書かれています。

トレンドブラックリスト、検索ブラックリスト等

例えば新型コロナ禍でのロックダウンは子供に悪影響を及ぼすと主張した博士を「トレンドブラックリスト」に掲載してトレンドに上がるのを妨げていたり、「検索ブラックリスト」には有名な右翼のトークショーの司会者が記載され、保守派活動家のチャーリー・カーク ( @charliekirk11) のアカウントを「増幅しない」に設定していた、などがあったとしています。

ん?これってシャドウバンでは?

Vijaya Gadde「シャドウバンは無い」⇒社内ではVF=可視性フィルタリング

法務責任者だったVijaya Gaddeとプロダクト管理者のKayvon Beykpourが「シャドウバンは無い」と過去に回答していました。さらに、「特定の党派性やイデオロギーに基づいてはいない」とも言及していたと。

これは私も調べましたが、「ある人のコンテンツを、元の投稿者が知らないうちに、投稿した人以外には発見できないように意図的に仕向けること」という極めて狭い定義をした上で「そのようなものは存在しない」という言及の仕方でした。

Bari Weissが指摘しているVF(Visibility Filtering)の内容も、「特定のツイートの発見可能性の範囲を制限する」ものであり、「完全に発見できないようにする」ものではない様子です。

やはり、【存在しない現象を勝手にシャドウバンとして定義し、それは存在しないと回答していたに過ぎなかった】ということが改めて証明されました。

グローバルエスカレーション チーム又はSRT-GETが実施

こうした制限は、戦略的対応チーム (グローバル エスカレーション チーム、または SRT-GET) が実施していたとしています。

日本ではキュレーションチームや広報部門の社員・元社員の発信として「トレンドの操作はしていない」というものがありましたが、彼らがやっていたのではなかった、ということでしょう。

が、これだけでは終わらないようです。

ジャックドーシーらによるSIP-PES=サイト整合性ポリシー、ポリシーエスカレーションが存在

SIP-PESと呼ばれるサイト整合性ポリシー、ポリシーエスカレーションが存在し、その秘密グループにはVijaya Gadde やYoel Roth、Jack Dorsey(元社長)、Parag Agrawalなどが含まれていたとしています。

Yoel Rothの公平性に疑義が生じるツイートについてイーロン・マスクが言及。

その権限行使の具体例として@libsoftiktokの「トレンド ブラックリスト」入りが挙げられています。

このアカウントは6回停止させられたが、そのうちの一つの理由に「ヘイトに関するポリシー違反」として通知した例があったが、内部資料によれば「ヘイトフルコンダクト ポリシーに違反する行動に直接関与していない」ことを認めたとしています。

その後のスレッドではこのアカウントの扱いに際する内部での議論が紹介。

「この話にはまだ続きがあります」とし、外部メディアを紹介して終わりました。

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