プロパガンダ機関
- 国連広報センター、処理水に関する風評加害投稿削除
- 元投稿の英語版は削除せず:元記事はそのまま放置状態
- 「専門家」「太平洋地域の何百万もの命と暮らしに影響を与える」
- 国連広報センター所長の根本かおる「ポストの背景に正義感」
国連広報センター、処理水に関する風評加害投稿削除
国連広報センターが福島原発の処理水を「汚染水」とする投稿を2021年4月にしていましたが、コミュニティーノートの機能が実装されたことで注目、炎上した挙句、削除されました。
破壊された福島原発からの汚染水排出における日本の決定に対し、国連専門家は、放射性排水による健康および環境への存在的脅威について言及、深い遺憾の意を表明しました。
「存在的脅威」は「潜在的脅威」のタイプミスと思われます。元記事・元投稿は"potential threats"なので。
この投稿を削除したことについて、X上でもHP上でも何らの説明がありません。
訂正した際にはこのようなツイートをしているにもかかわらず。
訂正
— 国連広報センター (@UNIC_Tokyo) 2023年11月28日
○履行状況の改善を
失礼いたしました。
元投稿の英語版は削除せず:元記事はそのまま放置状態
🇯🇵: UN experts express deep regret at Japan’s decision to release contaminated water from the destroyed #Fukushima nuclear plant into the ocean, noting the potential threats to human health and the environment from the discharge of this radioactive water. https://t.co/moJYvnK2IZ pic.twitter.com/VwKgVOHD2F
— UN Special Procedures (@UN_SPExperts) 2021年4月15日
しかし、国連広報センターが引用していた元投稿の英語版は削除せず。
元投稿にもコミュニティーノートが付けられています。
「専門家」「太平洋地域の何百万もの命と暮らしに影響を与える」
Japan: UN experts say deeply disappointed by decision to discharge Fukushima water
15 April 2021
英語投稿にはこの記事のURLが添付されています。
この記事では「海洋放出は太平洋地域の何百万もの命と暮らしに影響を与える可能性がある」などとする内容がありました。
この記事は国連の「人権専門家」3名によるもので、 有毒物質と人権に関する特別報告者のMarcos A. Orellana、 食料への権利に関する特別報告者のMr. Michael Fakhri、人権と環境に関する特別報告者のMr. David Boydらによって行われています。
この記事が出たタイミングというのは、令和3年4月13日に当時の菅義偉内閣の閣僚会議においてALPS処理水の海洋放出を開始する方針が示された直後のことです。
当時、既にIAEAが2014年から10回にわたり、福島第一原発に専門家を派遣。近傍の海水や水産物の試料採取・分析を行っており、日本の海洋放出についても「国際慣行に適う」としていました。
国連のこうした国・地域への科学的根拠に反する偏見を助長する投稿は、ヘイトや差別と何が異なるんでしょうか?
憎しみや怒りで、今目にしている投稿をシェアしようとしていませんか?
— 国連広報センター (@UNIC_Tokyo) 2023年11月26日
ホロコーストはガス室から始まったのではありません。ヘイトスピーチから始まったのです。#ヘイトにNO と声にしよう。あなたのタイムラインをヘイトゼロにしよう。 https://t.co/chBZY0pU13
今、怒り、憎しみ、悲しみ、そして誤情報/偽情報によって真実がゆがめられています。
— 国連広報センター (@UNIC_Tokyo) 2023年10月29日
オンライン上で目にした情報に反射的に反応する前に、一旦情報端末から身を置いて、5つの ”W” を #シェアする前に考えよう。 pic.twitter.com/H5e8y0HTuB
国連広報センター所長の根本かおる「ポストの背景に正義感」
ネットの誹謗中傷はなぜやまない | TVer TBS「報道特集」
— Kaoru Nemoto (@KaoruNemoto) 2023年11月19日
OAを拝見、より多くの人に見て欲しい
ポストの背景に、悪意よりもむしろ自身の正義感。でも、正義感からのポストがどれだけ人を傷つけ追い込むか考えて#シェアする前に考えよう #ヘイトにNO @tbs_houtoku https://t.co/FZICsZJtcL
国連事務総長が潘基文だった時代に任命された国連広報センター所長の根本かおる氏も、今回の削除について触れるところはありません。
少し前には「ポストの背景に、悪意よりもむしろ自身の正義感」などと投稿していたことから、ALPS処理水の海洋放出について国連の名を関するアカウントが「放射性排水」「命や環境への影響」と書いていたことについて問う引用等が殺到しています。
また、過去には元情報の内容を恣意的に歪めて情報拡散をしていたのではないか?という疑念が生じる動きをしていたことも明らかになりました。
>ネットの誹謗中傷はなぜやまない
— 徳本 (@tokumoto0) 2023年11月28日
貴方のような誤情報拡散者がいるからです。国連広報センター所長の根本かおるさん。
①米国大使館発表文書を恣意的に引用してツイートし、批判を受け削除https://t.co/KqRH1fE7m1
②2018年の記事なのに #IWD2020 というタグを付け投稿https://t.co/atTyKxMMAJ https://t.co/jypHxxQark pic.twitter.com/tjQEwKDj16
今回の日本語投稿の削除が根本氏によるものであるかは定かではありませんが、そうであるならば、英語の元投稿についても働きかけていただきたいものです。
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