事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

大韓体育会会長「IOCから旭日旗禁止の文書」⇒山田宏議員「全くの虚偽発言と橋本聖子会長、IOCからもコメントが出る」

山田宏議員

韓国メディアが「IOCから旭日旗禁止の文書」と報道した件(8月)。

7月の報道と同じようです。

山田宏議員「全くの虚偽発言と橋本聖子会長、IOCからもコメントが出る」

山田宏議員が「全くの虚偽発言と橋本聖子会長に確認」「IOCからもそのようなコメントが出る」 とツイートしています。

大韓体育会会長が「IOCから旭日旗禁止の文書」という韓国紙の報道

東京五輪:大韓体育会会長「旭日旗禁止公式化の成果」-Chosun online 朝鮮日報魚拓

NEWSIS】大韓体育会の李起興(イ・ギフン)会長(66)が、日本の軍国主義を象徴する旭日旗をもう競技場で見ることはないだろう、と自信を見せた。

李起興会長は8日午前、東京ビッグサイトのメインプレスセンター(MPC)で、東京五輪を振り返る記者会見を開き、「旭日旗が競技場で全く見られなかった。スポーツ外交の成果といえば、国際オリンピック委員会(IOC)から(政治的・宗教的・人種的プロパガンダを禁止するオリンピック憲章第50条第2項に基づいて)今後すべての競技場で旭日旗の使用が禁止されるという内容の文書を受け取ったことだ」と述べた。

その上で、「正確に規制対象だということを受け取ったため、今後も適用される。正確に明示した。大きな成果だと言った」と述べた。

 「いずれにせよ無観客試合だったため、実効性があるのか」という声も一部あったが、大韓体育会の説明通りなら、今後の五輪でも旭日旗を振る行為は禁止となる。

ハングル版では以下の記事がこれに当たります。

https://www.chosun.com/sports/sports_photo/2021/08/08/C46CGJU7TNMRMNQJ22YNL2QGLA/

https://www.chosun.com/sports/tokyo-2020/2021/08/08/AT6FS6VXZZBXHP6IQEKMLHWCDA/

『「今後すべての競技場で旭日旗の使用が禁止されるという内容の文書を受け取ったことだ」と述べた。』とあります。

日本メディアもこれをそのまま伝えるものが多いですが⇒

旭日旗「禁止」とIOC判断 大韓体育会 - 産経ニュース

たとえば共同では⇒会場で旭日旗禁止とIOC判断 大韓体育会が協議結果を公表 | 共同通信、『「政治的な宣伝活動を禁じる五輪憲章50条を旭日旗にも適用するとの決定を書面で受け取った」と明らかにした。』という書きぶりであり、異なっています。

これは7月の報道と同じものと予想されます。

7月にも捏造報道がなされていた「IOCが旭日旗禁止を約束」の韓国報道

実は、7月にも「IOCが旭日旗禁止を約束」との韓国紙の報道がありました。

この際も山田宏議員が確認しており、韓国紙の報道は虚偽であるということでした。

実態としては、「一般的に旭日旗そのものが政治的だということではなく、個別事案において五輪憲章50条に照らして旭日旗の使われ方を判定し、場合によってはそれに反するという判断がなされる」ということでしょう。

スポーツクライミング(ボルダリング)の課題は旭日旗ではないと言ってバッシングを受ける大韓体育会会長李起興

東京五輪:大韓体育会会長「旭日旗禁止公式化の成果」-Chosun online 朝鮮日報魚拓

こうした中、5日のスポーツクライミング男子決勝で、ボルダリング種目の3回目の課題の人工壁が旭日旗を連想させると指摘された。

 これに関して、李起興会長は「観点の違いだと思う。世界のあらゆる状況を一つの基準で見ることはできないだろう」「IOC、組織委員会とやり取りをたくさんしたし、書面で受け取ったものは公式化されたため、今後はできないだろう。世界的に公式化されたものだ」と強調した。

 そして、「当初、選手村の外で旭日旗が振られた問題も、後に日本の警視庁ができないようにすべて阻んだ。散発的にそのような問題があったか分からないが、試合に集中した。(クライミングの人工壁は)形状物と見るべきではないかと思う。そこまでは考えない」「一般市民が振るなどして応援したら目に入るだろうが、行き過ぎた拡大解釈でないかと個人的に思う」と述べた。

スポーツクライミング(ボルダリング)の課題の形状が「旭日旗であり政治的だ」という声が韓国内で(しかも現役のボルダリングアスリートから)上がっていますが、これに対しては「そうではない」と大韓体育会会長の李起興氏は言っているので、そのためにSNSでは韓国人からバッシングを受けています。

※追記:IOCからも禁止していないとの文書を通達

旭日旗禁止は事実無根 韓国側発表にIOC、文書で通達(サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース

東京五輪・パラリンピック組織委員会の武藤敏郎事務総長は9日、国際オリンピック委員会(IOC)が同日午前、韓国の国内オリンピック委員会(NOC)を兼ねる大韓体育会に対し、旭日旗の会場内使用を禁止していないとの旨を文書で通達したと明らかにした。

大韓体育会の李起興会長は8日の記者会見で、IOCから「政治的な宣伝活動を禁じる五輪憲章50条を旭日旗にも適用するとの決定を書面で受け取った」としていた。

組織委が確認したところ、IOCは「これまでのスタンスと何ら変わっていない、ケース・バイ・ケースで判断する。禁止とはしていない」と回答。大韓体育会にも改めて文書で伝えたという。

武藤事務総長は「はっきり申し上げるが、韓国NOC会長が、IOCが旭日旗の使用を禁止するといったというのは事実ではない」とした。

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