枝野幸男衆議院議員による2018年7月20日の衆議院本会議における2時間43分の演説が衆議院や国立国会図書館のHPで公開されました。
この演説をまとめた本が扶桑社から700円以上で8月10日に発売されるようですが、果たして買う意味はあるのでしょうか?(解説が付くみたいですが)
以下は会議録へのリンクと注意点についてまとめています。
衆議院の国会会議録全文
第196回国会 本会議 第45号(平成30年7月20日(金曜日))
国立国会図書館の国会会議録全文
枝野幸男の2時間43分演説の一部について
問題と思われた一部については書き起こして検討しています。
国会議事録のUPについて
現時点で議事録がUPされていない分がいくつかあります。
上記はそれについて中身を確認しつつ、その原因について整理しています。
国会演説の著作権、扶桑社出版本とOCRについて
発言内容の著作権は発言者本人に帰属します。
しかし、国会演説のほとんどは「政治上の演説」として許諾不要で利用可能です。
また、そうでなくとも「時事の事件の報道」としての利用や「引用」の要件にあたるなど、著作権法上の例外にあたる場合には許諾不要で利用可能です。
ただし、枝野演説をまとめた扶桑社が出版する本については解説もついているため、その解説も含めた著作権がおそらく扶桑社側にあることになるでしょうから、それをOCRで電子化して頒布した場合には著作権法違反の可能性が高いと考えられます。
著作権に配慮した利用を行いましょう。
以上