事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

呉座勇一ブログ記事削除「與那覇はオープンレター批判者だから一緒に番組で中傷するな」北村紗衣代理人弁護士通知書

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「與那覇はオープンレター批判者だから一緒に番組で中傷するな」北村紗衣代理人弁護士通知書

呉座勇一ブログ2022-01-13番組出演のご案内
URL:https://ygoza.hatenablog.com/entry/2022/01/13/170240

呉座勇一ブログ2022年1月13日にUPされた記事。

1月14日19時から放送の「ゲンロンカフェ」に出演することの告知ですが、同時に2021年12月27日付で北村紗衣氏の代理人弁護士である水田公章と谷村紀代子の連名の通知書をUP。

内容は、「與那覇はオープンレター批判者だから一緒に番組で中傷するな」という要請であり、呉座氏がそういうことはしないことを約束する旨が書かれていました。

それが削除されていました。

「暗喩的に誹謗中傷」とはどういう風に判断されるのか分からず、かなり受け手の主観でどうにでも認定されそうな表現であり、恐怖を覚えます。

なお、與那覇潤氏はアゴラでオープンレターと呉座氏解職訴訟について13回もの連載をしていた方です。

オープンレター・ディストピアを排す:呉座勇一氏の日文研「解職」訴訟から考える・完 | アゴラ 言論プラットフォーム

呉座勇一ブログの削除される記事の傾向 ゲンロンカフェの動画

呉座勇一ブログはあるときから定期的に記事が削除されるようになりました。

2021年の記事は現在はわずかに2件。

古くなった記事は削除する方針のようですが、今回のように最も古いわけでもない記事が削除されるというのはちょっと奇妙です。

確かに役目を終えた記事であるので削除したのかとも思いますが…

歴史修正と実証主義 – ゲンロンカフェ

なお、私のツイートにこのようなリプライが付いていたので興味のある方はどうぞ。

追記:和解成立後に相手方へ予防的注意喚起というのは適切だろうか?

本件、北村氏代理人が通知書の著作権を主張して削除要請をしていたことが北村氏によって伝えられています。

しかし、和解成立後に相手方へ予防的注意喚起というのは適切だろうか?

和解違反があったというならともかく、何らの違反の兆候も無いのに、共演する相手にオープンレター批判者が居るから、というだけでこうした文書を送りつけてくるということは、通常では考えられない。

こうした事は「相手方」として1対1で見ていると見えてこないが、高橋雄一郎弁護士に対して「オープンレターに言及し続ければ職務基本規程違反行為について,しかるべき措置を取ることを検討」という旨を通告しており、職務基本規程違反行為とは端的に「懲戒請求」を意味するとしか思えないことをしていることと併せて考える必要があるだろう。

そうした事案と連続性をもった行為としても論じるとすれば、これが著作権違反やプライバシー違反とされる筋合いは無いだろう。

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