あなたがアフィリエイトしていた商品でしょうが
- 花粉症への効能を謳っていたジャムティーにステロイド
- はあちゅう、ステロイドジャムティーをブログアフィリエイトもサイレント削除のみ
- はあちゅうインスタグラム「SNSでめちゃくちゃバズってたし、私も買ってた!」
- アフィリエイターの責任とインフルエンサーマーケティングの闇:薬機法上の問題と道義的責任
花粉症への効能を謳っていたジャムティーにステロイド
大阪市都島区の株式会社香塾が販売しているジャムティーブラックからステロイドのデキサメタゾンが検出された問題で、花粉症改善効果があるとして芸能人がメディアで紹介していたことから飲用した者が多数居ました。
本件の注意点は以下です。
- 最優先は消費者の健康・身体の安全
- 他の商品・会社に対する風評被害に注意
⇒大阪市北区に類似の会社名があるが別商品のジャムティーを扱っている
※こちらも販売元が成分検査中 - 商品を紹介したテレビや芸能人・タレントに対する誹謗中傷はやめるべき
⇒今回指摘された銘柄自体を紹介していない者も居り、効果があると本当に思い込んでいたのなら彼らもまた被害者。依頼を受けていたなどの詳しい事情は現時点では不明
が、これらとは次元の異なる問題があります。
アフィリエイトで紹介していた者の責任です。
はあちゅう、ステロイドジャムティーをブログアフィリエイトもサイレント削除のみ
WEBインフルエンサーの「はあちゅう」(伊藤 春香)が、自身のブログで今回ステロイドが検出されることが明らかとなったジャムティーをアフィリエイトを貼っていました。
にもかかわらず「私としても、今のところ、効果を感じているわけでも推奨しているわけでもなく」と書かれていますが、流行に乗っかったのでしょうか。
このページは現在は削除済みです。
が、それについては他のブログ上の記事やSNS等の媒体では何も触れておらず、サイレント削除しているだけです。
※こちらの記事でもアフィリエイトリンクを貼っていました⇒【魚拓】スギ花粉以外も、花粉症です…! | はあちゅうオフィシャルブログ「お買い物日記」Powered by Ameba 4月13日現在でもアフィリエイトリンク自体は有効ですが、販売元の方でページを停止しているようです。
他方、はあちゅう氏のインスタグラムでは、このジャムティーについて以下投稿が。
はあちゅうインスタグラム「SNSでめちゃくちゃバズってたし、私も買ってた!」
これはアイコンをタップすると見れる「ストーリー」という機能で見れるのですが、これだと保存がきかず、流れていくだけなので消えていくだけです。スマホでURL含めた動画は撮りましたが。
これ、花粉症に良いってことでSNSでめちゃくちゃバズってたし、私も買ってた!飲んでる人多いんじゃないかな…
このように書いていますが、ブログの方を削除しているということは、自身が紹介して拡散に寄与したという事実は知られないようにしているのが見て取れます。
ブログで拡散したならブログで説明が欲しい所です。
なお、他のインフルエンサーは以下の対応を行っています。
【注意喚起】花粉症に効くと話題の激マズ漢方茶『ジャムーティー』について、消費生活センターより「医療成分(ステロイド)が検出された」との発表がありました。
— 滝沢ガレソ🥕 (@takigare3) 2023年4月12日
滝沢も愛飲しておりTwitterで複数回オススメしてきました。誠に申し訳ございません…
■消費生活センター通達https://t.co/Zvp4ddHjsJ pic.twitter.com/wSkxfquu0d
衝撃的なニュース。
— 河瀬璃菜 りな助 (@Linasuke0508) 2023年4月12日
ジャムーティーに医薬品成分であるステロイドが含まれていたとのこと。
私自身も花粉症シーズンには愛用しており、皆さんにご紹介したこともありました(当該ツイートは削除済み)大変申し訳ありません....
購入された方は医療機関の受診を。わたしも受診します。 https://t.co/j59HANivm8
アフィリエイターの責任とインフルエンサーマーケティングの闇:薬機法上の問題と道義的責任
国民生活センターの報告書では「薬機法上の問題となるおそれがある」旨の指摘があります。薬機法66条等の責任主体に「何人」があるのでアフィリエイターも対象です。
アフィリエイトで紹介した商材が違法だったケースでは、商材提供者(コンテンツホルダー)だけでなく、アフィリエイターも責任を追及されるリスクがあります。
個人的には、今回の件ではあちゅう氏に法的責任が生じるとは思えませんが、一定の道義的責任が発生しているでしょう。アフィリエイターは商品の供給者それ自体ではないですが、少なくもそれに準じた立場ですからね。
他方で、今回は彼女自身も被害者と言える立ち場であると言えます。が、それと道義的責任は両立します。
謝罪という形でなくても良いと思います。
彼女のブログを見てはいるが他の媒体はみておらず報道記事を読まず社会的な事件も追っていないような人に必要な情報が届くようにしていただきたいものです。
彼女がアフィを貼ったブログをサイレント削除した上で、しかしインスタのストーリー上でだけしれっと被害者ムーブをかましているのは、インフルエンサーマーケティングの闇ではないでしょうか。
以上:はてなブックマーク,ブログ,note等でのご紹介をお願いします