事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

岩永直子「名乗らない人はジャーナリストの資格はないので相手にしない」

バズフィード岩永記者ツイート

おや?道新記者へのフレンドリファイアですか?

岩永直子「名乗らない人はジャーナリストの資格はないので相手にしない」

これらのツイートの後に以下ツイート。 

魚拓

バズフィードジャパンの岩永直子記者が「名乗らない人はジャーナリストの資格はないので相手にしない」と言っていますが、この発言にはいくつか議論を呼ぶものが含まれていると思うのです。

道新記者⇒職員が身分や目的を尋ねたが明確な返答がなく、逃げ去ろうとした

旭川医大「無断録音された」 北海道新聞社に抗議文送付:朝日新聞デジタル

朝日新聞の取材に対する旭川医大の回答によると、職員が選考会議の会議室から廊下へ出ようとしたところ、扉の隙間から会議内容を録音していた記者に出会った。職員が身分や目的を尋ねたが明確な返答がなく、逃げ去ろうとしたため、学外者が無許可で建物内に侵入したと判断し、警察へ連絡したとしている。

旭川医大の看護棟に建造物侵入して職員に現行犯逮捕された道新記者は、身分等を聞かれたが名乗らず逃走を図ったようです。

岩永記者は彼女のこの姿勢が許せない、ということなんですかね?

好意的に解釈して。

道新記者がこのような態度だったので「取材の自由」の保障を受けることを自ら放棄したと言えるでしょう。

ま、それ以前に「建造物侵入」行為に「取材」が予定されてないのですが。

岩永記者「反論しない」と言いながら…

魚拓

岩永記者「反論しない」と言いながらこのように反応しています。

しかし、ならば元のツイートはなぜ「ジャーナリストの資格がないから」という理由で相手にしない、としたのでしょうか?

匿名アカウントでジャーナリストを名乗っている者が居たんだろうとは思いますが、「匿名だから相手にしない」なら分かりますが、なぜ「ジャーナリストじゃないから」なのでしょうか?

だからこそ「特権意識」を感じるというのは当然だろうと思います。

上掲の岩永記者のツイートは、「自分は特権意識はない」と言う内容の「反論」だと思うのですが…

「匿名ならジャーナリストの資格が無い」なら文責者名不明の記事は?

このような指摘が。

確かに、新聞社の記事で署名の無い記事は多いですね。

テレビ局のWEB上のニュース記事なんかは記者名の無い記事がほとんどでしょう。

こう言うと「記者名がなくても、それはその社が発信してるのだから社の名を表示しているのと同じだ」のような反論が来ると思います。

でも、その前提が崩れてますよね?

社としての意見だと思ったら経営部と編集部とで別意見だったという事案が。

朝日新聞の社説で「五輪は中止すべき」と書いたのに、経営側が「スポンサーとしての立場は別」などと独自理論を展開しました。

朝日新聞の経営側って、「ジャーナリスト」なんですか?

ただの不動産会社じゃないんですか?

中には「編集と経営の分離」という内部規律に過ぎないものを対外的に主張する元朝日新聞記者も出現した始末。

なので、「ジャーナリストとして名を名乗っていないから資格が無い」というのは、非常に違和感を覚える主張に見えるわけです。

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