上昌弘医師のデマが止まりません。
- 上昌弘医師、相談数と医師らからの検査希望数を捏造する
- 帰国者接触者相談外来受診数をPCR検査数と捏造
- PCR検査実施件数も含めた表は厚生労働省のHPにある
- 国会審議から1週間経過してから公開した理由は?
- まとめ
上昌弘医師、相談数と医師らからの検査希望数を捏造する
知人から送られてきました。昨日、国会審議で配られた資料です。医師などが求めたpcr検査の大部分を相談センターは断っています。3/9は5520件中、251件しか実施しませんでした。 pic.twitter.com/2lPmDL0wIn
— 上 昌広 (@KamiMasahiro) 2020年3月16日
「医師などが求めたpcr検査の大部分を相談センターは断っています。3/9は5520件中、251件しか実施しませんでした。」
これは資料の記載内容とも、現実とも齟齬がある悪質なデマでしょう。
帰国者接触者相談外来受診数をPCR検査数と捏造
表を見ると分かるように、この数値は「帰国者接触者相談センターの相談件数」と「帰国者接触者外来の受診者数」を指しています。
帰国者接触者相談センターへの相談は、何も医師を介さなければならないということはありません。
したがって、上昌広氏のツイートは、「帰国者接触者相談センターの相談件数」を『医師らからの検査依頼数』とし、「帰国者接触者外来の受診者数」を 『PCR検査数』であるとする捏造だということになります。
PCR検査実施件数も含めた表は厚生労働省のHPにある
新型コロナウイルス感染症の現在の状況について(3月15日12時時点版)のページ下部には各種の数値表が掲載されています。
上図は帰国者・接触者相談センターの相談件数等(都道府県別)期間:2月1日~3月12日から。相談件数・受診件数・PCR検査実施件数が分けて書かれています。
1日毎のPCR検査数についても国内における新型コロナウイルスに係るPCR検査の実施状況(結果判明日ベース)から確認可能です。
注意書きがあるように、現在までに報告されている暫定値であり、今後変動します。
両者のデータが異なるのは、帰国者・接触者相談センターを経由したPCR検査(行政検査)と、そうではない「積極的疫学調査」や、3月6日から保険適用された民間の医療機関(極一部だが)から検査依頼があって実施されたPCR検査は把握ルートが別だからと思われます。
なお、民間がまとめているデータとしては新型コロナウイルス 国内感染の状況 東洋経済のものがとても見やすいと思います。数値が厚労省のものと異なっていますが、参考にはなるでしょう。
国会審議から1週間経過してから公開した理由は?
知人から送られてきました。昨日、国会審議で配られた資料です。医師などが求めたpcr検査の大部分を相談センターは断っています。3/9は5520件中、251件しか実施しませんでした。 pic.twitter.com/2lPmDL0wIn
— 上 昌広 (@KamiMasahiro) 2020年3月16日
「国会審議で配られた資料」とありますが、これは3月10日火曜日に行われた予算委員会の公聴会でしょう。上昌広氏が参考人として呼ばれていました。
しかし、1週間経過してからこの資料を公開した理由は何なんでしょうか?
数値は暫定値であり、既に意味をなさないということを考えれば、「検査依頼数と検査数に乖離がある」ということだけを言いたいと捉える他ありません。
しかし、既に示したようにそれは捏造です
まとめ
もうこれ捏造といっていいと思うんですけど、どうしたんすか?
— 手を洗う救急医Taka🔥 (@mph_for_doctors) 2020年3月17日
そんなに検査煽って一体何が目的なんですか? https://t.co/w97DjnvtGN
なんか、主語が無茶苦茶限定されてない??
— きゅーさん産婦人科 (@kyusan_obgy) 2020年3月16日
段々自分に有利な情報に捻じ曲げる程度が酷くなってきて、教祖様誕生の瞬間を目の当たりにしている気分になってきました。 https://t.co/cBQFVOHQvm
元々言ってることがおかしかったのが、ここに来てさらに壊れてきた感があります。
以上