事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

日経新聞2015年『キセル通報逆恨み「撮り鉄」少年ら逮捕』記事がTwitterトレンド入り:くりたしげたか氏のシェアがきっかけか

またこの現象ですか。

『キセル通報逆恨み「撮り鉄」少年ら逮捕』がTwitterトレンド入り

キセル通報逆恨み

2021年8月11日に『キセル通報逆恨み』がトレンド入りしました。

さも最近の記事であるかのように扱われているものが多いです。

インフルエンサーらが何らの注釈もつけずにシェアしてる様が伺えます。

https://archive.is/7YM4H

大拡散の発端はこの人のツイートと思われます(8月11日近傍で最初にシェアした人はそれ以前から居ますが)。

日経新聞の2015年記事

キセル通報逆恨み「撮り鉄」少年ら逮捕 強盗容疑: 日本経済新聞2015年6月5日 1:42(魚拓

顔見知りだった被害者らが、新潟県内の駅で2人を見かけ、駅員に通報した。同課によると、逮捕された少年らは「キセルを通報するなんて撮り鉄界のタブーを犯した」などと動機を供述しているという。

日経新聞の2015年記事でした。

Twitterでのシェアを見てみたら、それなりに継続的にシェアされています。

実は、日経新聞の記事がこのように拡散されるのは、珍しいことではありません。

紛らわしい日経新聞HPの仕様のせい?

2018年にも2011年の日経記事が大拡散されたということがあり、まとめていました。

しかし、この際は日経新聞WEBの「つくり」が、記事本文の日付は記事UP時の日付の2011年のものだったのが、「日本経済新聞」のタイトル下にその日の日付がついており、右側の株価表記の欄も、その日の日付だったという事情がありました。

今回は、株価の値動きの表はあるものの、日経新聞のタイトル下に本日の日付はありません(スマホからも確認済み)。

いずれにしても、過去の記事がまるで最近の記事のように拡散されることは珍しいことではないので、誰が確信犯的にシェアし、中身を確認していないのかのリトマス紙にはなるなと思いました。

以上:はてなブックマークをして頂けると助かります。