韓国与党が日本の放射性物質マップとしているデータが事実と異なることが報道されましたが、データのねつ造の可能性が出てきました。
韓国与党の放射性物質マップがデータねつ造・改ざんか
韓国与党の放射性物質マップ、データ改竄か 五輪会場周辺 - 産経ニュース
朝鮮日報によれば、数値は「みんなのデータサイト」に公開されている資料から引用したという。
ただ、共に民主党の地図が「福島県営あづま球場」(福島市)周辺で土壌1平方メートルあたり205万ベクレルの放射性物質が検出されたとしているのに対し、みんなのデータサイトが今年行った調査では14万ベクレルだった。
みんなのデータサイト 阿部浩美共同代表は産経新聞の取材に対し、「あづま球場の数値は一桁違うし、汚染が同心円状に広がるのは科学的にあり得ない。われわれが測定した数値を改竄(かいざん)して発表され、名誉を毀損(きそん)された思いだ」と語った。
205万ベクレルとあるものが参照元と記載されている「みんなのデータサイト」では14万ベクレルだったということで、データねつ造・改ざんの可能性が出てきました。
これについて「みんなのデータサイト」が主張しています。
みんなのデータサイトの主張
朝鮮日報日本語版 9月26日付けの報道についてのお問い合わせ | お知らせ | 新着情報ブログ | みんなのデータサイト
朝鮮日報日本語版9月26日付けにおいて、韓国の与党がみんなのデータサイトのマップを改変したとして、放射能汚染マップをつくり、記事を発表しました。
http://www.chosunonline.com/m/svc/article.html?contid=2019092680242
数値の改ざんではないかとのご指摘、類似の問い合わせを、現在多方面から頂いています。
現時点でわかった事実としては、数値は、私たちの団体で測定したものではなく、他の団体が測定したホットスポットを含むデータが用いられている模様です。
私共にはデータについて、また今回団体名を記載する旨、一切の連絡を受けておりません。
つまり、朝鮮メディアでは「みんなのデータサイト」を参照したと書いてあったが、それは事実と異なり、別の団体のデータを利用していた可能性があるということでした。
みんなのデータサイトが「共に民主党」に申入れ
【韓国 「共に民主党」日本経済侵略対策特別委員会が当団体の資料をもとにしたとされる、放射能汚染地図について】 | 新着情報ブログ | みんなのデータサイト
1)発表されたデータ・公開地点を見て、我々のデータソースを当たったが、現時点で該当する地点、測定値は私たちのデータベースからはみつかっていない。
2)また、公表されている地図に掲載されている値は、いつ時点の値なのかの明示もなく、
科学的な資料としては必要な条件を満たしていないマップと言わざるを得ない。3)みんなのデータサイトのマップは、以下のマップであり(※注:マップは同サイトに掲示されています)、汚染は広範囲にまだらに存在し、事故当時から直後の雨や雪、そして風向き、また山脈などの地形により南北に広がり日本海側にはあまり達していない。同心円状に汚染が広がっていると今回発表された地図は、我々のマップとまったく異なり、我々の情報から作成されたとなっていることは事実に反する。我々のマップは、あくまでも測定地点の汚染度を示すものであり、面的汚染には言及していない。
私たち「みんなのデータサイト」の情報からの引用であるとして、事前の連絡や確認なく、事実と異なる測定値の情報が公開され、流布されたことは、私たちの団体・サイトの信頼性を著しく損なうものであり、看過できない。
我々は以下を要求します。
1)公表したマップがどのような科学的合理性をもってつくられたものかを検証するため、マップ作成時に使用した元データと出所を詳しく開示していただきたい。
2)何の断りもなく名前を無断使用し、日本の市民科学の結集である「みんなのデータサイト」の名誉を著しく汚しており、このような発表となった経緯について、ご説明頂きたい。
同サイトの土壌の汚染マップはこちら⇒土壌 | みんなのデータサイト
果たして本当の出所が示されることはあるのでしょうか?
まとめ
みんなのデータサイトとは | 私たちについて | みんなのデータサイト
人類史上最悪といわれるレベル7の原発事故を「なかったことにさせない」ため、「人々を被ばくから守る」ため、みんなのデータサイトは活動しています。
このサイト自体が少しミスリーディングな書き方をしているのは気になります。
以上