厚生労働省・西浦教授、CNNと中央日報の「氷山の一角」記事の一部を否定しました。
厚生労働省がCNNの「氷山の一角」記事を否定
【#新型コロナウイルス CNN記事について】
— 厚生労働省 (@MHLWitter) 2020年3月8日
3月6日 CNN[日本で発表の感染者数は「氷山の一角」専門家が検査態勢の強化促す]などについて、CNNのインタビューを受けられた西浦教授の考えは以下のとおりです。https://t.co/6bqb769cHE
厚生労働省が北海道大学の西浦博教授の見解を受けて、CNNの「氷山の一角」記事を否定しました。
北海道の感染者数は、累積確定患者数が 70 余名に至らない段階の頃に、
北海道に渡航歴のある外国人の患者情報に基づく推定を実施したところ、
患者数が 941 名(95%信頼区間:156、2906)と推定されました。
このことから、北海道の感染者は報告の 10 倍を超える程度であったこ
とが言えます。これは感染しても極めて軽症で済む方が多いことや、発病
しても受診せずに診断されない方が多数いることを反映しています。
しかし、同様の推定を日本全体に妥当性をもって適用することは困難
です。また、日本の確定患者数のうち 700 余名はダイヤモンドプリンセ
ス号の乗船者に基づくデータであり、同様の計算をそれら患者に適用す
ることも困難です。『1 万人を超える』とする解釈は明らかに誤りであり、
この言及は当方が提供したものではありません。
西浦博教授は北海道における推計、CNNは日本全体に敷衍
CNN.co.jp : 日本で発表の感染者数は「氷山の一角」、専門家が検査態勢の強化促す - (1/2)(魚拓)
北海道では知事が緊急事態を宣言した。道内の感染者数は公式統計では80人台とされているが、北海道大学の西浦博教授は、実際にはその10倍に上る可能性があるとの見方を示す。西浦氏は、ウイルスの拡散予想を目的とする統計モデルの作成で政府の対策を支援する立場から、感染者数の推定は、流行の発信源となった中国の武漢市の状況と一致すると話している。
これに対して厚労省は、検知できていない人がいることは認識しているとした上で、日本国内の症例は合計3000例前後だと思われると述べ、西浦氏の推計に反論した。
要するに西浦博教授は北海道における推計を述べただけであり、にもかかわらずCNNはそれを日本全体の話に敷衍させているのが分かります。悪質な印象操作です。
中央日報はさらに「1万人」と勝手に計算
CNN「日本のコロナ感染者は氷山の一角…実際は10倍」 | Joongang Ilbo | 中央日報(魚拓)
◆日本の専門家「公式統計の10倍水準と推定」
CNNはこの日、このように報道し、「最近、日本の一日の新たな感染者数は多くて30人ほどで、一日に数百人の感染者が確認されている韓国とは違う状況」とし「しかし日本の公式統計は氷山の一角にすぎず、日本の検査指針に基づき検査量自体が非常に少なく、新たな感染者数も少なくなるしかない」と伝えた。
政府のウイルス拡大シミュレーションモデル構築にも参加した北海道大学の西浦博教授はCNNのインタビューで「日本の新型コロナ感染者は公式統計の10倍ほど」と予測した。西浦教授は「日本の流行実態は新型コロナ発生地の武漢で起きたものと一致する」とし、予測モデルによると日本の感染者数は1万人を超えると推定されると明らかにした。
中央日報はCNNよりもさらに進んで、西浦教授が「日本における推計を話した」と明示的に記述し、勝手に計算しているのが分かります。これは明確にデマです。
このような情報ロンダリングが行われ、日本の悪評を広めるプロパガンダが行われているのがわかります。
まとめ:新型コロナウイルスに関するデマと印象操作
- CNNが印象操作、中央日報が明確なデマを記事で書いている。
- 西浦教授は北海道のことについてしか言っていない。
- 「10倍推計」は北海道の話で、日本全体に敷衍する話はしていない
新型コロナウイルスに関するデマと印象操作は国内だけでなく海外でも行われているということです。
以上