沖縄タイムス社員が逮捕されましたが実名報道されてません。
沖縄タイムス元社員が持続化給付金不正受給の詐欺で逮捕
県警、共謀者の存在も把握か 沖縄タイムス元社員逮捕 書類やパソコンを押収 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
沖縄県警特別捜査本部は13日、新型コロナウイルスの影響で経済的打撃を受けた個人事業主らを対象に国が支給する持続化給付金100万円をだまし取ったとして、沖縄タイムス社の元社員で無職の男(45)を詐欺の疑いで逮捕した。同給付金を巡る詐欺の摘発は県内初。調べに対し容疑を認めている。捜査本部はほかに共謀し、不正受給に関与した人物がいるとみて捜査を継続する。
沖縄タイムス元社員が持続化給付金不正受給の詐欺で逮捕されたことを沖縄タイムスが報じていますが、実名報道ではありません。
事件当時は社員でしたが、現在は沖縄タイムスの社員からは外れています。
NHKでは牧志秀樹の名前を報道
NHK タイムス元社員詐欺容疑で逮捕 11月13日 17時18分
沖縄タイムスの元社員が新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ事業者に国から支給される「持続化給付金」をだまし取ったとして詐欺の疑いで逮捕されました。
逮捕されたのは沖縄タイムスの元社員、牧志秀樹容疑者(45)です。
警察によりますと、牧志元社員は新型コロナウイルスの影響で売り上げが落ち込んだ個人事業者などが対象となる国の「持続化給付金」でうその申請をして100万円をだましとったとして詐欺の疑いがもたれています。
ことし9月、沖縄タイムスは外部から「社員が不正受給に関与している」という指摘を受けて社内調査を行ったところ、元社員の不正受給が発覚しました。
一方、NHKでは「牧志秀樹」容疑者の名前を報道しています。
過去にこの事件が報道された際に沖縄タイムスの報道を調べたのですが、どうも、実名報道をしている場合と言うのは限られているようです。
今回の報道について、沖縄タイムスが説明しています。
沖縄タイムスが実名では無く匿名で報道する理由を説明
事件・事故の報道について以下の説明がされています。
- 紙面では実名報道が原則
- WEBページでは匿名報道が原則
- ネットでは長期間拡散されてしまい、「当事者」が不利益等を被るおそれがあるため
- ただし、公的な立場や有名人の事件・事故の場合、社会に重大な影響を及ぼす事件は実名報道する場合あり
こうした説明をされています。
たしかに、たとえばパトカーのガラス損壊、住居侵入を起こした米軍関係者の事件においてもWEB上では実名報道していません。
また、実際にWEB上の記事では実名報道されていないが、紙面では実名報道されているケースも確認しています。先述の私の記事参照。
「当事者」には加害者・被害者・それらの家族や雇用者、などがすぐに思い浮かびますが、こうした理由は一定程度の合理性があると思われます。
しかし…
福岡の町議が大麻売りさばく SNSで沖縄の若年層にまん延 高校生ら20人摘発 | 沖縄タイムス+プラス ニュース | 沖縄タイムス+プラス
この記事では町議という公職者(政治家)の報道ですが、実名報道ではありません。
大麻を売りさばくというのはかなりショッキングな事件のハズですが…
沖縄タイムスに恣意的な匿名報道疑惑が出るのは当然
さらには不起訴や裁判で無罪になったりするケースを挙げておきながら「重大事件では」という例外を設けていることも、一貫した報道をするつもりは無いという宣言のように見えます。
こういうことでは、沖縄タイムスに恣意的な匿名報道疑惑が出るのは当然でしょう。
今回のケースでは、沖縄タイムスの社内調査によって当該社員が自白し、本人が警察署に出頭したという経緯があります。
したがって、冤罪となるにしても他の誰かをかばったような場合にしか考えられず、ほぼ「黒」として報道することに違和感は無い事例です。
しかも、NHK記事では以下報道されています。
元社員が逮捕されたことについて沖縄タイムスは「国民の知る権利の一端を担い、高い倫理観が求められる新聞社に在職中、国民や社会を欺く違法行為に至って逮捕されたことはメディアに対する信頼を裏切るもので、
現段階では分かりませんが、そうであるにもかかわらず紙面でも匿名だとすれば、その報道の姿勢には大いに疑問であると言わざるを得ないでしょう。
明日(11月14日)の朝刊の記述がどうなるか、チェックが必要でしょう。
追記:紙面において牧志秀樹容疑者の記載が確認できました。
以上