【外国人による選挙妨害】に対してアメリカが情報提供を呼び掛けています。
- 報酬最大1000万ドル!外国人による選挙妨害に
- Rewards for Justice=正義への報酬という専用ページも
- 指名手配犯情報が充実、北朝鮮への瀬取りなども対象
- 北朝鮮への積み荷といえば…韓国のホワイト国除外のきっかけになった事件
報酬最大1000万ドル!外国人による選挙妨害に
報酬最大1000万ドル!
— アメリカ大使館 (@usembassytokyo) 2020年8月7日
コンピュータ不正行為やハッキングによる米国の選挙への外国からの妨害に関する情報をお持ちの方はご連絡ください。
詳細🔗 https://t.co/T6ln3uJJoB https://t.co/4wKsDsOoQH pic.twitter.com/QgoKGAj7i1
アメリカ大使館アカウントが外国人による選挙妨害に報酬最大1000万ドルを提供するプログラムを8月7日に宣伝しています。元は"Rewards for Justice"=RFJというアカウントがシェアした8月5日のツイートです。
REWARD! Up to $10 M
— Rewards for Justice (@RFJ_USA) 2020年8月5日
If you have information on foreign interference in U.S. elections through computer fraud or hacking, let us know and you could be eligible for a reward. Learn more: https://t.co/AvbPRsuSXy#Election_Reward #Protect2020 pic.twitter.com/bdEx8AynIx
Rewards for Justice=正義への報酬という専用ページも
英語サイト:Rewards for Justice
正義への報酬という名称のアメリカ国務省が運営するWEBサイト。
今回新たに外国による選挙への干渉について情報提供を呼び掛けています。
正義への報酬 - テロ行為で指名手配中 - 外国による選挙への干渉
米国国務省の正義への報酬(RFJ)プログラムは、外国政府の指示のもとまたはその管理下で行動している間に、第18編の第1030条に違反して米国連邦政府、州、または地方の選挙に干渉する人物の特定または場所につながる情報に対して、最大1千万ドルの報酬を提供しています。選挙または選挙運動のインフラストラクチャーを標的とした特定の悪意のあるサイバー活動は、不正なコンピューターへの侵入およびコンピューターに関連する他の形式の不正を犯罪と定めるコンピューター犯罪取締法(18 U.S.C. § 1030)に反する可能性があります。この法律は他の犯罪に加え、情報の取得および許可のない受信者への送信を目的としたコンピューターへの不正アクセスを禁止しています
日本だと公安の国際テロ組織 世界のテロ組織などの概要・動向 | 国際テロリズム要覧(Web版) | 公安調査庁とか、警察庁の指名手配|警察庁Webサイトとかが相当すると思いますが、日本の場合、報奨金については捜査特別報奨金制度の実施|警察庁Webサイトかなり対象が限定されています。
指名手配犯情報が充実、北朝鮮への瀬取りなども対象
同組織は国際テロリズムを司法の下に裁き、米国民とその資産に対する国際テロ行為を防止する目的で設立され、アメリカにおける最重要指名手配犯の記載やテロ行為の記録が充実しており、ほぼ全世界の言語で閲覧することが可能のようです。
たとえば正義への報酬 - 北朝鮮というページがあり、北朝鮮に関しては特別の扱いをしていて「北朝鮮をほう助する特定の活動(マネー・ロンダリング、制裁措置の回避、サイバー犯罪、大量破壊兵器の拡散など)を行う人物の資金メカニズムの崩壊につながる情報に対して、最大500万ドルの報酬を提供」するとしてします。
同省は、中でも以下の情報を求めています:
• 北朝鮮産の石炭の瀬取り、北朝鮮に輸入される原油や石油製品、又は北朝鮮籍船舶との間のその他の積荷;
• 北朝鮮国外で北朝鮮政府又は朝鮮労働党のために多額の収入を得ている北朝鮮国籍の労働者;
• 北朝鮮との輸出入禁止措置が取られている貿易に関与する、世界中の事業又は個人;
• 北朝鮮による兵器の売却又は輸送;
• 北朝鮮への奢侈品の輸入。
ん?「北朝鮮籍船舶との間の積荷」…「北朝鮮との輸出入禁止措置が取られている貿易に関与する、世界中の事業又は個人」…?
北朝鮮への積み荷といえば…韓国のホワイト国除外のきっかけになった事件
北朝鮮への積み荷といえば、韓国船籍が瀬取りの疑いでイギリス海軍によって発見されて留め置きされたケースなどがありました。
また、昨年のC4ADSの報告書では、①オランダのロッテルダム⇒②チャイナの大連⇒③日本の大阪⇒④韓国の釜山⇒⑤ロシアのナホトカ⇒⑥北朝鮮の平壌
大枠でこのようなルートで北朝鮮に密輸されていたと書いてあり、大連⇒大阪⇒釜山⇒ロシアのルートでは「美濃物流」「미노로지스틱스=ミノロジスティクス」「瑞祥株式会社」が関与していることが日本としては関連のある内容でした。
こうした事件もアメリカにとって有益ならば報酬対象なんでしょうか。
このページを知っていても損は無いので、もっと知られるべきだと思います。
以上