事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

島田正彦暗殺発言の謝罪で「敵基地攻撃反対!」「夕刊フジが炎上煽動してネガティブ・キャンペーン!」と被害者仕草

なぜ島田氏のような人間が出て来たのかその背景を究明…は為されないようです

島田正彦暗殺発言の謝罪

法政大学教授の島田正彦氏が「暗殺が成功して良かったなと」と発言したことに関してTwitterで謝罪しています。が…

「敵基地攻撃反対!」「夕刊フジが炎上煽動!」と被害者仕草

「敵基地攻撃反対!」と政治的主張を織り交ぜつつ、「夕刊フジが炎上煽動!抗議します。」と被害者仕草に余念がありません。

夕刊フジが掲載した島田氏の釈明文とは以下でリンク張ってるページです。

炎上を煽る紙面作り」「ネガティブ・キャンペーン」では決してない。

回答文には以下の文面もある。

殺人を容認する意図は全くありませんが、そのように誤解される恐れは充分にあったので

どこまで行っても読者・視聴者の責任である、という立場。

しかも、今回の発言は笑いながら「暗殺が成功して良かったなと」と言い放ったのであり、「殺人を容認する意図」以外の何物でもない

炎上の原因がどこにあるか。島田氏本人の言論でしかない。

「やったもん勝ち」の「暴力に対する暴力的報復の否定」

また大学の講義で殺人やテロリズムを容認するような発言をしたことはありません。テロ容認。言論に対する暴力的封殺に抵抗を覚えるのは一言論人として当然であるし、また暴力に対する暴力的報復も否定する立場から、先制攻撃や敵基地攻撃など専守防衛を逸脱する戦争行為にも反対します。

戦争はしばしば、言論の弾圧という事態を伴ってきたという歴史を振り返り、テロリズムと同様に戦争にも反対の立場であることを明言しておきます。

暴力に対する暴力的報復の否定」と書いてますが、要するにこれは「やったもん勝ち」の世界を生み出すだけです。

しかも、専守防衛を逸脱する戦争行為として「敵基地攻撃」を入れていますが、それだけでは専守防衛の範囲内から逸脱するようなものではないので、致命的な理解不足なのか、敵基地攻撃能力(新防衛3文書では「反撃能力」と表現されるようになったが朝日新聞などは印象操作のために従前の用語法を維持している)は持つな、という日本国を侵略に対して脆弱な状態に置いておきたい思想でしかない。

念のため書くが、反撃能力は先制攻撃ではない。

しかも、ロシアへの経済制裁に対してですらこのような言いぐさでした。

そして、ウクライナの抗戦について、このような認識。

ウクライナは明後日の日本 島田雅彦さんが語る侵攻1年と文学の役割 2023年2月28日 16時00分 朝日新聞

先制攻撃したロシア側にはやめられない事情がある。もし、ロシアが劣勢になり、撤退することになれば、プーチン氏の政治生命は終わるので、独裁者は帝国の威信を守ることに必死になり、何らかの戦果を上げようとするでしょう。ウクライナ戦争は、ロシアによる主権国家への侵略ですが、米国は世界戦争になる危険を避けるために参戦せず、ウクライナが代理戦争を継続させられている状態です

まぁ、法政大学の教授にこの辺の認識で常識的になれ、と言う方が無理があろう。

テロリズム・テロリストを利用して自らの主義主張の実現を願う者たちへ

テロリズム・テロリストを利用して自らの主義主張の実現を願う者たちが居ます。

「〇〇という表現は犯罪を誘発する!」と言うならば、真っ先に島田氏のような表現は非難されるべきですが、それを言う者はほとんどいません。

「テロの原因を究明して報道で再発防止」などと言うことが如何に詭弁で欺瞞なのか、その具体例がまた積み重なった、というだけの事案だと思います。

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