事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

塩村あやか議員「久兵衛の寿司付きで5000円!」とから騒ぎ 桜を見る会

魚拓

立憲民主党の塩村あやか議員がホテルニューオータニで行われた安倍事務所主催の桜を見る会の前夜祭に関し、「久兵衛の寿司が本質ではない」とツイートしました。

しかし、前には「久兵衛の寿司付きで5000円!」と、から騒ぎをしており、到底説明可能な態度であるとは言えません。

塩村あやか議員「久兵衛の寿司が本質ではない」⇒「久兵衛の寿司で5000円!」とから騒ぎ

魚拓

塩村議員はこのように言いますが…

魚拓

同じ日の数時間前には5000円という参加費について「安すぎる」というニュアンスであり、その理由として「久兵衛の寿司」を挙げてます。

彼女が「久兵衛の寿司」を桜を見る会の前夜祭の参加費について本質的要素として認識していたことは明らかですから、

桜を見る会の前夜祭参加費の法的な話と事実の話を混同

  1. 「総理の話では支払いは直接ホテルに個々の参加者が」
  2. 「参加者の話は受付は安倍事務所」
  3. 未領収なのにホテルが領収書を束で渡す事があるのだろうか

1は法的な意味、2は事実としての意味であるということが混同されています。

3は信頼関係があるから行っているんでしょう。

桜を見る会の前夜祭に関する安倍総理の会見を聞けばわかる話です。

安倍事務所が5000円を集金し、ホテル名義の領収書を手交し、現金をホテル側に渡した」

令和元年11月15日 「桜を見る会」(3)及び北海道大学教授の解放についての会見 | 令和元年 | 総理の一日 | ニュース | 首相官邸ホームページ

旅費、宿泊費につきましては、各参加者がそれぞれ旅行代理店に支払いし、夕食会費用につきましては夕食会場の入口の受付にて、安倍事務所職員が一人5,000円を集金し、ホテル名義の領収書をその場で手交し、受付終了後に、集金した全ての現金をその場でホテル側に渡すという形で、参加者からホテル側への支払いがなされた、ということであります。

なぜ法的な話になるかというと、「収支が発生」すれば、政治資金規正法によって、政治資金収支報告書に記載する義務が発生しますが、それが無い場合には記載義務は無いからです。

たとえば、飲み会の幹事が参加者からお金を集めてお店に渡す行為を考えてください。

いちいち幹事に収入が発生して見せに幹事から支払ったという処理はしないですよね?

それをやったら確定申告しなきゃいけなくなる場合も出てくる。そんなことはあり得ませんよね、常識的に考えて。

ですから、事実としてのお金の動きとしては「参加者⇒安倍事務所⇒ニューオークラ」という順番であっても、法的には「参加者⇒ニューオークラ」と捉えることになるわけです。

事実としての事象と法的な把握の仕方に若干のずれがあるというのは日常茶飯事です。

たとえば、営業マンが契約をとってきたとして、その効果は会社に帰属します。

会社が相手先と権利義務関係を結ぶことになり、営業マンが個人として契約関係を結ぶことにはなりませんよね?それと同じことです。

塩村あやか議員のから騒ぎの原因:情報源は大丈夫なのか

塩村あやか議員、匿名アカウントのツイートをソースにしてしまう

塩村あやか議員のツイッターアカウントのプロフィールページ(11月16日魚拓)

塩村あやか議員は桜を見る会に関する情報収集を匿名アカウントのツイートなどで得ているようです。そのこと自体は否定する気はありません。

しかし、このツイートが引用しているツイートで「田崎史郎氏が久兵衛の寿司がでたとテレビでいっていた」という事実は確認できません。

以上