共同通信がまた重要な情報を省いて報道しています。
共同通信,菅義偉議員の国会出席限定報道
菅氏は、首相に就任した場合の国会対応について「出席は大事なところに限定すべきだ。そうしないと行政の責任をなかなか果たせない」と述べた。
共同通信による菅義偉議員の「総理大臣の国会出席限定」に関する報道ですが、この部分だけとなっているのが不可解です。
菅義偉「世界と比べて圧倒的に日本の総理は国会に出席」
動画の35分40秒から。
まず総理大臣の国会出席でありますけれども、これは今石破委員からも話がありましたが、世界と比べて圧倒的に日本の総理大臣は国会に出席する時間が多いんです。時間がそれだけとられてますから、国会出席というのはやはり大事な所で限定して私は行われるべきだというふうに思います。そうしないとなかなか行政の責任を果たせない。海外との電話会談とか様々な問題があります。実は最初安倍政権が発足した際にやはり予算委員会で予定以上に引っ張られまして、決められていた首脳同士の電話が出来なくなってしまうとかいろんなことがありました。そして私自身調べましたらG7でこんなに総理が国会に縛られてる国はないことをまずご理解し頂きたいというふうに思っています。
この部分を省いて報じるのはなんでなんでしょう。
日本の総理はG7で最も国会に出席している
【外交安保取材】首相の国会拘束時間は長すぎ? 外交力強化に不可欠の国会改革(2/4ページ) - 産経ニュース
確認された首相や大統領の国会(本会議・委員会)出席日数(延べ)は、日本が108日(2016年)、英国は38日(2016~17年)で、ドイツは6日(委員会は非公開。2016年)。米国の大統領にいたっては、一般教書演説のため両院合同委員会に出席した1日のみだ(2017年)。
日本の首相の出席日数は、首相が出席しながら発言しなかった日も含む。しかし、日本以外の首脳や閣僚は「発言する場合にのみ出席するのが一般的」
衆院調査局の岸本俊介局長(当時)は『RESEARCH BUREAU 論究』(第14号、2017年12月)で発表した論文で、日英の首相の国会出席日数を比較した。論文によれば、日本の首相の国会出席回数は112回、出席時間は370時間程度(2016年)だったが、英首相の議会出席は46回、出席時間は50時間程度(2015-16年会期)だった。
各国で法体系や制度が異なるので、その中での運用として妥当かどうかはともかく、少なくとも日本の場合は他国よりも国会に拘束される時間が多すぎて仕事効率が悪いであろうということが考えられます。
以上