事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

東京新聞労組、知念医師に職域接種否定を非難されトーンポリシングの典型例を実行

トーンポリシング

トーンポリシングの生きた教科書。

東京新聞労組トーンポリシングの典型例を実行

魚拓

東京新聞労組のTwitterアカウントがトーンポリシングの典型例を実行している様子。

ツイートの経緯を以下、まとめます。

東京新聞労組が職域接種を否定し、知念医師に非難される流れ

魚拓

東京新聞労組が職域接種を否定する連続ツイート。

  • 職域接種は既存の医療関係者や高齢者接種とバッティングしない
  • 事前に65歳未満の接種が一定程度進んでいれば予約殺到などが緩和される
  • それにより今後の高齢者の予約枠も確保される可能性すらある

こういう性質のものなので、職域接種に反対するべき理由など微塵もありません

政府方針はあくまで「優先接種」なのであって、その対象がすべて接種を完了しなければ他の属性の者の接種を開始してはいけない、などという方針など存在したことはありませんし、また、そうであってはいけないでしょう。常識以前の論理必然的帰結。

ですから、当然にして医師である知念実希人 氏は以下指摘します。

トーンポリシングの典型例を実行する東京新聞労組

トーンポリシングとは、発言の内容ではなく、その口調や論調を非難することによって、発言の妥当性が無いことを周囲に示す目的で行われる論点のすり替えの一種です。

東京新聞労組のツイートは、知念医師の「政権批判の為にワクチン接種の邪魔」「それによってコロナ禍が延びて死者や経済的困窮者が増える」という本質的な内容に対してまったく無視し、「乱暴で不穏当な言葉を使っている事」に話題を変化させようとしているのが分かります。

これはトーンポリシングの典型例と言ってよいでしょう。

「落ち着いて」という言葉も、当然にして動揺するべき話題についてそれを示している者に対して行われた場合(議論の当事者同士で)、トーンポリシングだと言われています。

参考:What Is Tone Policing and What Are Some Examples of It? - PureWow

「イデオロギーで腐った情報で人を殺し」たHPVワクチン報道

「イデオロギーで腐った情報で人を殺し」た例に、HPVワクチン報道があります。

朝日新聞のものですが、明確な事実誤認があったわけではありません。

しかし、「副反応」の発生頻度や因果関係など、誤った認識が社会に拡散され、ワクチン接種の積極勧奨を取りやめるなどの政策変更まで起き、その結果、子宮頸がんによる死亡者が増加してしまった、という厳然たる事実があります。

政府によるワクチン接種政策を否定したいがための報道パンデミックでした。

HPVワクチン接種政策と報道の関係は論文化もされており、それを知ったうえで上記ツイートをしているのであれば実にマスメディアらしいと思いました。

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