事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

松井孝治が辻元清美を指して「控室で悪口言ってたら撃ち殺すってものすごい恫喝」⇒冗談だった:2020年のニュースロンダリング

いわゆるニュースロンダリングです

辻元清美を指して「控室で悪口言ってたら撃ち殺すってものすごい恫喝」

BSフジのニュース番組『LIVEプライムニュース』(BSフジ)において、松井孝治・元官房副長官が辻元清美氏を手で指して「さっき控室で、悪口を言っていたら撃ち殺すって言われて。ものすごい恫喝ですね」などと発言した場面の動画がツイッターで拡散されることが断続的に発生しています。

これに便乗したまとめサイトも、現在の出来事として書いています。

これは2020年6月12日放送の際のもので、「冗談だった」ということを双方が明かしています。

松井孝治「一部で真剣に受け取られてますけど、本当に冗談でした(笑)」

このように、当の松井氏が「冗談だった」とツイートしています。

このことはメディアも報じています。

辻元清美氏「冗談」発言が意図せず拡散 「笑い話が壮絶にすべって、凹んでいる」: J-CAST ニュース

辻元氏は以下のようなnoteを書いていました。

笑い話が壮絶にすべって、凹んでいる話|辻元清美|note

過去の話題が現在の出来事のように何度も蒸し返されるニュースロンダリングの類

今回の事例は、ネット上でよくありがちな、過去の話題が現在の出来事のように蒸し返されるニュースロンダリングの類のものです。

辻元氏の発言は、現在の世相をベースに考えると(さらに)不穏な発言にしか聞こえなくなるという要素もあり、かなり不用意な拡散だと思いますし、一部は意図的に過去のものと知りながら拡散しています。

確認しただけでも2023年1月10日2022年12月21日2022年9月12日に再拡散されており、今後、何度も繰り返しツイートされるおそれがあるため記事化しました。

出来事の日付が分からないものはそれを確認する癖を付けるのが対処方法と言えます。

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