韓国のホワイト国(グループA)剥奪のパブリックコメントの結果が出ました。
8月2日、閣議決定、7日に公布し28日に施行
政府は2日午前、安全保障上の輸出管理で優遇措置を適用する「ホワイト国」から韓国を除外する政令改正を閣議決定した。7日に公布し、28日に施行する。 政令改正は対韓輸出管理厳格化の一環で、ホワイト国からの除外は韓国が初めて。
これで7月4日の標準処理期間内にホワイト国から外れることが確定となり、韓国がWTOで主張する予定だった「ホワイト国内での差別」の事由はなくなる事になりました。
「 り地域」という規定上の名称は残りそうです。
韓国のホワイト国(グループA)剥奪に95%超が賛成
輸出貿易管理令の一部を改正する政令が閣議決定されました (METI/経済産業省)
意見総数は4万件を超えそのうち概ね賛成が95%でした。
概ね反対は1%に過ぎませんでした。
圧倒的な意見の数と圧倒的な賛成数です。
これは、聖徳太子の語が学習指導要領案から消えた際にパブリックコメントで反対をしたときのコメント数が 11,210件だったということを考えると、凄まじい数だということがわかります。
聖徳太抹殺計画:学習指導要領と教科書検定の工作と厩戸王推進派
パブリックコメントに寄せられた意見の結果
(Ⅰ:情報開示について)
多くの国民は徴用工問題に対する制裁であると誤解している。誤解の理由の一つは、「輸出管理を巡る不適切な事案」が具体的にどのようなことなのかが明確に示されていないことだと考える。この「不適切な事案」の詳細を早急に開示することを検討いただきたい。⇒「不適切な事案」については、個社の取引に係る内容であり、また、輸出管理の執行に支障が生じる懸念があるため、詳細を明らかにすることはできません。
(Ⅰ:情報発信について)
国内の報道における「輸出規制強化」は誤りであることを指摘すべき。
本件が、徴用工問題への報復、WTO 違反といった誤った認識を国際社会に与えないように情報発信に努めていただきたい。⇒ 経済産業省としては、「輸出規制強化」ではなく、「輸出管理の見
直し」という表現を用いています。
いわゆる徴用工問題への対抗措置ではないこと、WTO 違反には当
たらないことを国際社会に対して情報発信するよう努めていきます。
あまり中身が無い回答ですが、「不適切な事案」は「個社の取引に係る内容であり」というのは初めて出てきた言葉だと思います。
今後は実務上はグループA,B,C,Dという呼び方に
「ホワイト国」という名称は実務上の便宜的呼称であり、正式名称や法規に記載のある名称ではありませんでした。
今後は元々の分類区分である「グループA~D」の呼称で呼ぶようにしたようです。
https://search.e-gov.go.jp/servlet/Public?CLASSNAME=PCMMSTDETAIL&id=595119079&Mode=2
「ホワイト国」という通称は不適切であり、やめたほうがよいのではないか。
今回、我が国の輸出管理制度における国別カテゴリーを利用可能な包括許可の種類など実務上の扱いに即した分類へと再整理し、こうした国別カテゴリーに応じた名称を付与することとしています。
パブリックコメントの要請が取り入れられたのか、前々から決まっていたのかは分かりませんが、コメント内に呼称の変更を求めるものがあったということで、慧眼だなと思いました。
以上