Uber Eats(ウーバーイーツ)の仕組みはどうなっているのでしょうか?
分かりやすい図解は既にいくつかありますが、改めて整理してみました。
ウーバーイーツの仕組みの図解
ウーバーイーツの仕組みを図解で説明します。
マッチングアプリの役割
ウーバーイーツはマッチングアプリの役割を果たしています。
- 食事を取り寄せたい注文者
- 食事の配達をしたいレストラン等の店舗
- 配達の仕事で稼ぎたい配達員
この3者のニーズを満たす仕組みを提供していると言えるでしょう。
注文・調理・配達と報酬
ウーバーイーツアプリを介してやりとりが行われます。
- 注文者がメニューから食事を選択して注文
- 注文商品を作っている登録レストランパートナーが調理
- 登録配達パートナーがピックアップしてお届け
注文者は食事代を支払い、配達員には配達報酬が支払われます。
レストランに対しては料理代が支払われますが、ウーバーイーツを介して注文を獲得できたことに対するサービス料がかかります。売り上げに対して一定の割合がかかるようになっています。
ウーバーイーツ配達員の証言と「雇用」実態
ウーバーイーツの配達員になるためにはアプリで登録すれば可能です。
ウーバーイーツ配達員の証言でその働き方を見ていきます。
時間的拘束が無い出前
Uber出る気にならん。
— のい@横浜 (@noinoihiromu) October 20, 2019
イヤイヤ期が継続中。
今日出たら、竹薮に1億円落ちてるの見付けるとか。
可愛い柴犬の子犬が「飼って~💕」って寄ってくるとか。
1万円のお弁当の廃棄が出るとか。
そういうの無いかな。
出前サービスは通常、その店舗で働いている人が行います。
しかし、ウーバーイーツは、そもそも好きな時に働けるので、仕事を受けたくない日はまったく何もしなくともよいという自由があります。
時間的場所的拘束が無いということです。
副業としてやってる人もいます。
応答拒否・配達キャンセルが可能
こんな感じでアプリに告知されます。下をタップした場合「受けた」ことになるのです。 pic.twitter.com/W2FW9cK6Tn
— 享平🏍️ωber配達員 (@mp0114514) October 20, 2019
そうなんですよね、実際問題アプリにピンが立たずいざ受けてみたら遠方だったということで受けキャンは多少あります。(集荷後のキャンセルは不在時にはありますが)
— 享平🏍️ωber配達員 (@mp0114514) October 19, 2019
にしても、政治的な発端からでも興味を持ってもらえるのは嬉しいですね。
アプリにログインしていても、応答拒否・配達キャンセルが可能です。
応答してみたら直線距離は近いけど、線路を超える必要があるなどで大幅に時間がかかるなど、いろんな事情でキャンセルすることもあるようです。
なお、コミュニティガイドラインでは、配達員の応答率とキャンセル率は、地域の平均よりも大幅に悪化している場合にはアプリへのログイン停止やアカウント停止のペナルティがあると記載されています。
受けたくない場合には「アプリにログインしない」を選択するべきと書かれています。
出前館と異なる配達員の待遇
UberEatsと同様の事業を行っているところとして「出前館」があります。
ほぼウーバーイーツと同じ仕組みですが、配達員との関係が異なります。
出前館の配達員は現時点では朝日新聞社の配達員であり、出前館の運営会社である「夢の街創造委員会株式会社」と朝日新聞社の業務提携契約で実現されています。
つまり、配達員は朝日新聞と雇用契約を結んでおり、当然にして労働各法上の労働者です。ウーバー社と配達員との関係とはまったく異なります。
配達員の待遇と事故補償
おせーよ(笑)
— UberGuild☆TOKYO (@UberXAkiHera) October 24, 2019
(´-ω-)ウム✨ #UberEats#配達員傷害保証制度 pic.twitter.com/utVY0mE4fG
Delivery Partner Support Program | Uber
配達パートナーに対する事故補償については2019年10月1日から新たな規定が適用されているようです。
- このサポートプログラムは自動的に適用
- 配達リクエストを受けた時点から配達が完了、またはキャンセルするまでの間に生じた事故に対して適用。
重要なのはこの部分でしょうか。
自分自身のケガに対しても適用されるようになったようです。
配達中以外で事故が起こった際には適用されないので、個人で別途自転車保険・自動車保険に加入するべきでしょう。
まとめ:労働組合法上の労働者として団体交渉できるか?
ウーバーイーツについては配達員の事故補償や配達が杜撰であることが問題になることがありますが、ここにきて労働組合法上の労働者として団体交渉できるのか?という話が持ち上がってきました。
それについては以下でまとめてあります。
以上