事実を整える

Nathan(ねーさん) ほぼオープンソースをベースに法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

半沢直樹で台湾国旗含む全国旗が消滅:中国に問題視され

半沢直樹で台湾国旗が消滅

テレビドラマ「半沢直樹」の再放送で国旗が消される事件が発生しました。

半沢直樹で台湾国旗が消滅

「半沢直樹」が中国マネーに屈した? 再放送で消えた台湾国旗の謎 中国サイトで違法アップロードされ話題に (1/2ページ) - zakzak:夕刊フジ公式サイト

半沢直樹で台湾国旗が消滅したようです。

これは7月中旬の放送で台湾国旗があったことをチャイナが問題視してクレームを付けたことが原因とされます。

中国では「半沢直樹」自体が動画サイト(違法アップロードですが)から削除される事態になりました。

こうした中国忖度があって、再放送時には編集されたものが表示されたのでしょう。

再放送で台湾含む全ての国の国旗が消される

半沢直樹再放送で台湾国旗が消される

再放送時に消されたのは台湾の国旗だけではなく、全ての国旗が削除されています。

中華人民共和国の一つの中国、中華民国の二つの中国

チャイナ=中華人民共和国は、中国大陸、マカオ、香港、台湾は不可分の中華民族の統一国家「中国」でなければならないとする政策的立場、つまり「一つの中国」を提唱しています。

要するにチャイナ視点では台湾はチャイナの一部の地域という扱いです。

他方、台湾=中華民国は、大陸部と台湾とが別々の国家として存在しているといういわゆる二つの中国」と考えており、本省人=台湾人初の総統である故・李登輝氏は段階的に両者の関係性についての言及を変化させ、1999年には「特殊なの関係」と定義しました。

日本政府の台湾化関係の認識は、1972年の日中共同声明で示された通り、【非政府間の実務関係】としています。そのため、李登輝氏が大学での講演のために日本に来日しようとした際にビザが発給されなかったという事態も発生しました。

参考:李登輝総統と武士道、そして日本精神|Nathan(ねーさん)|note

以上