他人の講演会の妨害をして喜んでる人間が東京大学の名誉教授だったのですが、その言ってることがまぁまぁ支離滅裂だったので取り上げます。
以下のキャンペーンに賛同をお願いします!「パリ国際大学都市日本館館長: 歴史修正主義者・差別主義者の杉田水脈氏のパリ講演に断固として抗議する。」 https://t.co/8qZb4xm9A1 @change_jpさんから
— 石田英敬 (@nulptyx) August 24, 2019
- パリ国際大学都市日本館での杉田水脈講演会が中止・会場変更
- 石田英敬の弾圧思想
- 学問の自由の問題ではない
- 表現の自由の問題でもない
- 歴史修正主義は軽犯罪の対象というごまかし
- 「一度でもミスしたら大学で講演するな」と言う石田英敬
- まとめ:政治闘争のためにいいかげんな事を言う教授職
パリ国際大学都市日本館での杉田水脈講演会が中止・会場変更
【パリでの講演について】 | 杉田 水脈(すぎた みお)オフィシャルブログ
この会合の告知をご覧になった方の中から、当該会合の開催を阻止することを企図して、事実に基づかない内容の署名活動を展開したり、有志の方への中傷や、予定会場に対しての実力行使を示唆するかのような内容の発言等も寄せられていると仄聞しており、参加者の方々の安全の確保を最優先し、会場を変更する運びとなりました。
新しい会場につきましては、既にお申込みをいただいている方には個別にご案内をさせていただくことになると存じます。
諸事情をご賢察、ご理解いただければありがたく存じます。参加者の方々には等しく「知る権利」があるにも関わらず、安全を脅かすかのような言動を行う方々が一部にいらっしゃるとのことは、非常に残念でなりません。
また、少人数の参加者の方々に向けて日本語にて講演を行う予定であるにも関わらず、英語やフランス語で現地の方々を巻き込んで中止を求める呼びかけを行い、一方的なレッテル張りをして海外メディアへの取材を促し、一個人の活動を国際問題化しようと扇動するかの様な活動をしておられる方が一部に見受けられることも、由々しき事態であると認識しております。
ご自身の思想信条の正しさを主張されるのは自由です。しかしながら、他者の意見や価値観を否定するため、言論活動や政治活動そのものの自由を封殺しようとする行為を、自由を守ることを主張している方々が実行されていることは、非常に残念に思います。
▲パリ国際大学都市日本館での講演会が中止
×パリでの講演会が中止
〇講演会場を変更
石田英敬の弾圧思想
石田英敬氏は記号論・メディア論専攻の東京大学名誉教授らしいです。
本件は「学問の自由」に係わる案件です。パリ国際大学都市は、学術機関として以下の憲章理念に基づいて運用されています(つづく)。https://t.co/hcqS1VERrr
— 石田英敬 (@nulptyx) September 1, 2019
「学問の自由に関わる案件」などと言ってますが、意味不明です。
学問の自由の問題ではない
学問の自由は学問研究の自由、研究成果発表の自由、教授の自由で構成されていると考えるのが通説です。それ以上の意味を求める見解もあるのでしょうが、本件では関係ありません。
なぜなら、本件で公権力が誰かに対して杉田水脈講演会の実施を強制したり参加を強制したりしたわけではないからです。
「学問の自由」とかなんとか言っておけば、よく知らない人を騙せるとでも思っているのでしょう。
ごちゃごちゃ理由をつければ「無関係では無い」と言う事は可能でしょうが、こんなの、単に「そのような講演会を大学で実施してよいのか?」という、大学のブランド価値の話に過ぎません。
表現の自由の問題でもない
学術機関において、真理に明らかに反する活動に機会が与えられないのは、誤った学説、データがねつ造された研究に学会で発表機会が与えられないのと同様です。本件は「言論・表現の自由」とは非関与的は問題なのです。(つづく)
— 石田英敬 (@nulptyx) September 1, 2019
直接的には表現の自由の問題でもないですね。
私人間の問題ですし、会場変更はどうやら杉田水脈議員側の判断のようですし。
ただ、他人の言論の機会そのものを奪う行為は良いことなのか?という話ですよ。
歴史修正主義は軽犯罪の対象というごまかし
杉田氏には、パリ国際大学都市以外の場所で発表を行うことは権利上保障されています。現にHPではそのようにされると発表しています。但し、フランス共和国では、ホロコースト否定など歴史修正主義、ヘイトスピーチは軽犯罪の対象になります。(了)
— 石田英敬 (@nulptyx) September 1, 2019
魚拓:https://web.archive.org/save/https://twitter.com/nulptyx/status/1168101512033136640
「歴史修正主義は軽犯罪の対象」というのは不正確です。
正しくは【特定の歴史上のホロコーストが指定されて軽犯罪として処罰対象になっている例がある】ということです。
「あなたは歴史修正をしたから逮捕します」なんて言われても、「どんな内容が歴史修正なんだ?」と思いますよね?そんな曖昧不明確な刑罰法規なんてありません。仮にあるとすれば先進国であれば刑罰法規の明確性原則に反して違憲になるでしょうね。
「一度でもミスしたら大学で講演するな」と言う石田英敬
学術機関において、真理に明らかに反する活動に機会が与えられないのは、誤った学説、データがねつ造された研究に学会で発表機会が与えられないのと同様です。本件は「言論・表現の自由」とは非関与的は問題なのです。(つづく)
— 石田英敬 (@nulptyx) September 1, 2019
杉田水脈講演会の題名は「憲法改正について」です。
チェンジオルグの署名では過去に杉田氏が「憲法改正についての真理に反する活動」をした旨の指摘はありません。
とすると、講演会の内容以外の場面で何かしらの事実誤認の発言をした者であれば、大学での発表の機会は与えられないということを石田氏は言っています。
仮に石田英敬氏が「杉田水脈は事実誤認をしている」と言ってる事が真実だとしても、「一度でもミスをした者は大学を借りて講演できない」ということになります。失敗を許さない実に恐ろしい思想ですね。
そして「真理に反する」の判定者は誰なのか?何を対象にするのか?
恣意的に自分たちが「真理に反する」と決めた相手の口を封じるための方便でしかないということが、一連の石田氏のツイートからは滲み出ています。
杉田水脈の講演を潰すとか、アカデミアの表に立つ人間が普段からこういうことばかりしてるから、「表現の不自由」なんて言われても、「文脈」なるものを知らない外野からしたら、いや表現を不自由にしてるのはむしろお前らやん、としかならんのよ。まあ私自身は厳密には外野ではないのだが、そう思う。 https://t.co/2uUmvfqRPp
— 永觀堂雁琳(えいかんどうがんりん) (@ganrim_) September 2, 2019
まとめ:政治闘争のためにいいかげんな事を言う教授職
この問題が、最も深刻です。
— 石田英敬 (@nulptyx) September 1, 2019
アマゾン森林火災、「臨界点」超えの恐れ https://t.co/iRJQguPDzs
アマゾン森林火災に関する9つの事実 — with @mmeioambiente & @ItamaratyGovBr pic.twitter.com/KGeIXH4tET
— 駐日ブラジル大使館 🇧🇷in🇯🇵 (@BrasembTokyo) August 23, 2019
「大学教授だから言ってることは妥当なんだろう」と考えるのは、基本的には人間が思考のリソースを温存するのに有益でしょうし、事実、大学教授の発信内容の妥当性は一般人よりも高いと言えるでしょう。
しかし、一般人を騙くらかすようにいいかげんな事を口走って政治闘争をする教授職が居るせいで、教授職が貶められているというのは不幸なことです。
以上