事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します

日本維新の会はなぜ音喜多駿を公認したのか

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日本維新の会が音喜多駿を参議院東京選挙区の候補者として公認しました。

維新の柳ケ瀬裕文氏は比例区での出馬ですがなぜこうなったのかを整理していきます。

日本維新の会が音喜多駿を公認

元々、両氏は都議会において会派を組んでいました。

都議会の維新はやながせ氏しか居なかったので、都民ファーストの会を脱退した後の音喜多氏と組むことで影響力を得ようとしていました。

北区長選挙でもやながせ氏は音喜多氏を応援していました。

そういった間柄の柳ケ瀬裕文氏から維新からの参院選出馬要請があり、音喜多氏は当初は固辞していたが、最終的にその「熱意」から翻意して受諾するに至ったという経緯が語られています。

馬場幹事長も同席の上なので、維新の上層部でも合意形成された決定です。

なぜ柳ケ瀬氏が出馬するのか

現職の都議である柳ケ瀬氏が出馬するのは、「自分も責任を取るため」という旨を本人は発言していましたが、東京維新の会の者として票を集めることのできる人間が他に居なかったというのが実情ではないでしょうか。

そこには東京維新の会の幹事長としての総合判断もあったと思います。

維新全体として見れば、参議院選挙において勝負に出たということだと思います。

なぜ、やながせ裕文が比例、音喜多駿が小選挙区なのか

東京の比例区の票田を掘り起こすためです。

柳ケ瀬氏が本命であり、音喜多氏はそのための存在です。それは音喜多氏も十分、理解しています⇒おときた×やながせ【出馬会見反省会】 - YouTube

残念ながら維新の会は大阪では強いですが、地方では弱小です。

それは東京でも同じで、都議会議員選挙で維新から出馬した者で都議会議員となったのは、柳ケ瀬都議しかいませんでした。

その他、東京都の区市町村の議員に名を連ねる維新の党員はたった16名です。

これは、新興勢力である「NHKから国民を守る党」よりも少ない人数です。

ですから、圧倒的な知名度不足、サポートする人員の物量不足が現状です。

音喜多氏を公認する以外に、音喜多氏が結成した「あたらしい党」の党員とそのスタッフも選挙協力するということになっているので、東京維新としては援軍ができたということでしょう。

東京維新は小選挙区で勝てない

2016参院選 | 参議院選挙 | 選挙アーカイブス | NHK選挙WEB
朝日新聞デジタル:東京 - 開票速報 - 2013参院選
2017衆院選 | 衆議院選挙 | 選挙データベース | NHK選挙WEB
2014衆院選 | 衆議院選挙 | 選挙アーカイブス | NHK選挙WEB
第46回衆議院議員総選挙 - Wikipedia(2012年衆院選)

維新の会結党以来の東京の国政選挙結果ですが、小選挙区で勝ったのは衆参合わせて唯一、柿沢未途氏のみです。

これは今回も織り込み済みで、当選すれば大勝利、落選しても維新としては傷まない外様の候補を立てたというのが実際でしょう。

他の維新の議員からの評価

足立氏は基本的に辛目の評価ですが、音喜多氏に維新の看板を背負わせることについて維新側からの肯定的な評価もあるということは確かです。

まとめ:維新にとってはデメリットを上回ったか

 

音喜多氏に関しては過去の維新に対する発言や、「あたらしい党」の活動資金としてクラウドファンディングをしたことやその使途、あたらしい党の党規を変更して二重党籍を可能にしたことなど、追求しようとすれば数多くの問題があります。

そういったデメリットを考慮しても、参院選挙で議席を確保し、改憲勢力を増していきたいという維新の一種の覚悟の現れなんじゃないでしょうか。

以上