事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

メディアが報じない小室圭文書に見る最大の問題:週刊現代記者が窓口

メディアはこの点を無視してると思う。

元婚約者の認識とも異なる報道が度々なされている記述

小室圭文書

「脚注」1には、元婚約者の側からも「報道されている内容について、言ってもいないことが勝手に書かれているみたいだという趣旨の発言」という記述があります。

これがこの話を取り扱う上で注意すべき問題です。

小室側と元婚約者の側のいずれかが正しく、いずれかが間違いだ、などという視点だと、実態と異なることになり得ると思います。

小室一家と元婚約者の金銭トラブルの連絡方法の時系列

2019年1月22日以降の情報伝達の図式

あくまで小室圭文書に記述された事情から簡単な時系列を書きます。

2017年以前:小室佳代・元婚約者の間で金銭の扱いについて連絡 
※同じマンションの住民同士で顔を合わせていた

2017年5月:眞子内親王殿下と小室圭との交際報道

2017年9月:眞子内親王殿下・小室圭の婚約内定発表

2017年12月12日:週刊女性にて、元婚約者の友人とする者の証言が掲載

2018年2月16日:週刊現代にて、元婚約者の証言とする記事が掲載
※2017年7月~2018年6月は小室圭がマンションの理事長で会議で顔を合わせていた

2019年1月22日:小室圭文書(初回)公表・上芝弁護士を代理人として元婚約者との連絡開始

2019年5月8日:上芝弁護士が「記者」と初対面

2019年7月11日:上芝弁護士、元婚約者と初対面

※この間、代理人弁護士を通じたやりとり

2020年11月30日・12月12日:週刊現代にて元婚約者の話が報道

2021年4月8日:小室圭文書公表

週刊現代の記者が「代理人」風の立ち位置

小室圭文書

2019年1月22日に上芝弁護士が代理人として初めて元婚約者に連絡を取った後、5月8日以降の情報のやりとりについて、週刊現代の記者が元婚約者の「代理人」風の立ち位置であるという事が明記されています。

小室側と元婚約者側とは、既に認識のずれが生じていたということが小室文書から伺えますが、代理人を立てた後のやりとりにおいても問題があったのではないかと考えるべき記述が見つかります。

小室側は弁護士の上芝氏を代理人として立てている一方、元婚約者の側は弁護士を立てずに週刊現代の記者を伝言者として立てていますが、この時点でノイズが混じっている可能性を考えざるを得ないでしょう。

伝えたはずの内容が、相手に伝わっているかどうかすら確認ができていない部分があるという記述も見つかります。

さらに、「報道」にも週刊現代のものとそれ以外のメディアのものがありますが、週刊現代の記者とて編集権をすべて掌握しているわけではなく、誌面に現れている文章は各メディアによる粉飾デスク等による「手直し」が入った可能性があり、それにより元婚約者や記者の認識からすらずれた内容が報道されているという可能性が考えられます。

参考:新聞記者やめます。あと75日!【人の原稿には手を入れるな!デスクの極意とは?】│SAMEJIMA HIROSHI TIMES

メディアは情報伝達過程の瑕疵の可能性を無視していないか?

これまで、メディアは情報伝達過程の瑕疵が生じている可能性について触れていないと思われます(全ての関連報道をチェックしていないので触れている媒体があるかも)。

それは自らの存在意義を失わしめるものであるから、気づいたとしてもスルーしているんでしょうけれども。

それにしても、あの「ゲンダイ」の記者ですよ?

日刊ゲンダイ記者ツイートがフルボッコ:処理水海洋放出を麺つゆにたとえる

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