事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

小室圭というロースクール奨学金留学生が「NHK」「AKB」と同程度検索されているという事実

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眞子内親王殿下と交際している「小室圭」氏

このワードの検索数がとんでもないことになっているという件について、感想を書いているだけの記事です。事実は整えません。

フォーダム大学ロースクールに留学している小室圭

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あらためて説明するまでもないかもしれませんが。

現在、小室圭氏はフォーダム大学ロースクールに留学中です。

School of Law | Fordham

2018年9月からLLM(法学修士)コース、2019年9月からは2年間のJD(法務博士)コースに進学する予定です。

フォーダム大学で検索すると、上図のように"kei komuro"がサジェッションで出てくるレベルです。日本語でも同じで、「小室圭」がサジェッションで出てきます。

検索エンジンを変えてもだいたい同じです。

未だ一般人の身であるにもかかわらず、個人の名称に焦点が当たっている状況は、異例でしょう。これは、刑事事件の犯人なども同様ですが、小室氏はこのような状況が少なくともあと2年は続くと思われます。

「NHK」「AKB」と同程度、「秋篠宮」「眞子」よりも検索されている「小室圭」

名前は言えませんし、画像を出すことも控えさせていただきますが、特定のキーワードの検索回数を調べることができる機能があります(どこで、とも言えません)。

知ってる人は知ってるでしょうから、試してみればいいでしょう。

簡易機能なので段階表示しかされず、詳細はわかりませんが

「秋篠宮」「眞子」などのワードの10倍程度の検索ボリュームがあります。

「NHK」や「AKB」と同程度の検索ボリュームを、たった一人の人間の名称が占めています。

これはとんでもない量で、はっきり言って『小室圭の話題だけで飯が食えるレベル』と言ってしまって良いでしょう(それなりに作業量をこなせば)

有名アイドルと同じレベルです。

小室圭の話題について執拗に報じるメディア・雑誌媒体

週刊女性自身

週刊女性セブン

小室圭さんのニュース記事まとめ | 女性自身

NEWSポストセブン

この話題、というか皇室のゴシップについてネット上で検索をかけると、光文社の女性自身と小学館の女性セブン2媒体が出てくることが圧倒的に多いです。

その記事の一部等がネットでも見れるということで女性自身のネット記事やNEWSポストセブンという小学館が運営しているサイトがあります。

その他、週刊文春や週刊新潮、週刊女性が追随しているという所でしょうか。

ネットのニュースサイトで皇室、特に小室圭関連の記事が出ている場合、大抵が週刊誌ソースになっています。niftyしかり、ライブドアニュースしかり、yahooニュースもそうです。

その他のサイトなんかでも皇室の話題を扱ってるところがありますが、ほぼ女性自身や女性セブンをソースとしています。大手新聞社の傘下のメディアも、結局は週刊誌の記述を元に記事を書いてます。 

さらには、ネットメディアもこの話題を積極的に扱っています。例えば以下。

小室圭の検索結果 - wezzy|ウェジー

最近、こういうページが増えてきていると感じています。

なぜこんなことを書くか

さて、ここまでで「コイツは何でこんなことを書いてるんだ?」と思ったのではないでしょうか?

まず、検索ボリュームが多いということを(ソースの表示はしてませんが)ここで書いたからには、私自身が「小室圭」ワードで専ら利益を得ようとしていないということはご理解いただけると思います。

特に深い意味はありません。

単に「小室圭」がコンテンツとして長期的なトレンドになってしまっているのを検索の観点から再発見した率直な驚きと、あとは、メディアの中で情報ロンダリングが行われており、それだけでビジネスが成立しているということを改めて書き起こしたかったというだけです。

こんなこと当たり前すぎてみんな分かっててスルーしてるんですが、どうしても気になったので書きたかったというだけです。とくに小室圭氏の場合は皇室が絡んでくる話題なので。

振り返ってみればゴシップの類の記事なんてこれまでもそんなものでしたし、皇室に限ってみても、おそらく雅子妃殿下に関することも似たような状況だったのでしょう。

「小室圭」事案の特殊性:奨学金留学生なのに

それでも、小室圭氏の状況が特殊だと感じるのは、現代では個人でもネットで発信できてしまうというところにあると思います。

ネットメディアが情報ロンダリングしてることは書きましたが、それ以外のところも「おこぼれにあずかってる」なと。

まとめサイトや個人ブログなど「小室圭」ブームに乗っかってるところはまだまだあります。まとめサイトは最初からそういうものなので今更感がありますが。

ただ、実はそういうサイトはそんなに多くはありません。競合は大したことないなと思います。個人ブログで「小室圭特化」をすれば、現時点ではアクセスが分散せずに広告収入で相当儲けてるだろうなと。

皇太子殿下と雅子妃殿下のご婚姻の際の週刊誌報道も苛烈だったと聞きますが、はっきり言って今はそれ以上じゃないでしょうか?報道する媒体数や記事数は圧倒的に現在の方が上でしょう。

他社の記事内容をコピペ改変して個人の感想を付け足すだけ

よくよく読んでみると、大手メディアの傘下のメディアですら、週刊誌報道の内容をコピペしてるだけです。そこに新しい事実や独自の分析は見当たりません。

Googleにコピペ判定を受けない程度に引用して、順番を入れ替え、文字数を多くして、そのメディアとしての見解を付けすだけでいっちょまえのページが出来上がります。

ネットで公開されてない記事の方が価値は高いでしょうから、雑誌を購入してそこの記事を「引用」すればいいんでしょう。あとはSEOを頑張って上位表示させるくらいでしょうか。

そんなページが今後も増えてSNSのタイムラインに流れてくると思うとゲンナリします。

ただ、特定のサイトだけが「おこぼれにあずかってる」という状況の方が、なぜか気に入らないので、もっと多くのサイトが切磋琢磨してパイを取り合って一つ一つの媒体の収入が減ればいいのに、とも思います。

 

ブロガー界隈はどうしてるのか?

ブロガー界隈といっても幅広く奥深いですが、「ブログで稼ぐ!」系の人たちの稼ぎの中心はアフィリエイトなので、PVを増やして広告収入を増やすということは推奨していないというのが大きいでしょう。

彼らはむしろPV頼みの広告収入はリスクと捉えてる面があります。

また、このブログのように「雑記ブログ」でない限りは、明確なテーマを設定してサイト構築してるでしょうからね。皇室の話題の記事をいきなり書くわけにもいかないのでしょう。

あとは、「小室圭」でなくとも、エロ系やアイドル画像サイトもそれなりに検索されてますから、純粋にお金儲けの人はそちらのサイトをせっせと作り込んでるのかもしれませんね。

なぜ特定のサイトが儲かるのが嫌なのか

元の記事には取材してる人が居るはずで、そういう人の努力にフリーライドしてる感が、外から見ると嫌だと感じるのかなと思います。

もう慣れてしまいましたが、まとめサイトが出現したばかりの時を思い出します。

今でこそ無数のまとめサイトがありますが、当初はまとめサイトの数は少なく、それこそコピペでしか構成されていないところばかりでした(今でも多くはそうですし、本来はアウトです)。

しかし現在では数が多くなり、差別化のために独自の評価を加えたり、検証結果も付け加える記事も含むまとめサイトも出てきました。それは健全な方向だと思います(それでもグレーですが)。現状の「小室圭」検索周りはそうなっておらず、検索ボリュームの割には群雄割拠してません。

まぁ、「韓国メディアがこう報じていた」などのような大手メディアの記事も言ってしまえば単にコピペですし、目くじらを立てる方がおかしいのかもしれませんが。

以上