河野太郎外務大臣が 韓国・釜山市の行政交流中断について問われた際に「こういうときこそ交流を」と発言したことがなぜか一部界隈で叩かれています。
どういう発言か全部を見てみましょう。
河野外相「こういうときこそ交流を」
河野外相「こういうときこそ交流を」 韓国・釜山市の行政交流中断で - 産経ニュース
河野外相「こういうときこそ交流を」 韓国・釜山市の行政交流中断で
河野太郎外相は29日の記者会見で、韓国・釜山(プサン)市が悪化している日韓関係が改善するまでの間、日本との行政交流を中断すると発表したことに関し「自治体間交流は国民交流の柱だ。こういうときこそしっかりやっていただきたい」と述べ、交流の継続を求めた。いわゆる徴用工問題などを念頭に「政府間は難しい問題に直面しているが、こういうときこそ国民交流は重要だ」とも述べた。
これは7月29日の外務大臣会見記録で詳細な問答が分かります。
外務大臣会見記録:韓国・釜山市の行政交流中断へのツッコみ
釜山市による日本との行政交流見なおし
【朝日新聞 鬼原記者】日韓関係について伺います。釜山市が日本との交流事業の見直しを表明しました。大臣,これまでずっと人的交流が大事だということをおっしゃっていて,観光局などの統計を見ますと,前年比で一部,日本から韓国に行く人が落ち込んでいたりとか,人的交流の影響が出始めていると思います。この点についてどういうふうに受け止められていますでしょうか。【河野外務大臣】政府間,難しい問題に直面しておりますが,こういう時だからこそ国民交流というのは重要なんだろうと思います。その中でも自治体間交流は国民交流の柱でありますので,文化交流・スポーツ交流などと並んで,こういう時にこそしっかりやっていただきたいと思っております。
【朝日新聞 鬼原記者】外交のチャンネルというか対話というのは続けなければならないということは,重ねて大臣,強調されております。一方で,去年の10月末の判決以降,外相会談など重ねてこられていますけれども,あえて申し上げます,結果は出ていない。解決に向けての法則が見えない中で,結果をどう今後出していくかについて,どういうお考えでしょうか。
【河野外務大臣】韓国政府には是非この国際法違反の状況を早期に是正していただきたいと思っております。
釜山市が日本との交流事業の見直しを表明(実際に長崎市との交流事業が急きょキャンセルされた)したことに対して「こういう時にこそしっかりやっていただきたい」と言ってるのですから、韓国側に対する希望を述べた=口撃をしたようにも感じられます。
政府として自治体が自発的に交流することを妨げることはできないのですから、こういう回答になるのは当然でしょう。
まとめ
なぜか噴き上がってる人が居ますけど、ここでもしも河野大臣が「釜山市との交流はやめるべきだ」などと言ったら法的にいろいろとまずいので、言わないでしょう。
そんな権限が外務大臣にあるわけではないですからね。
「悪影響が出るのはやむを得ない」などと言うよりも、交流見直しは釜山市がやったことなので、交流は大事だからしっかりやってね~()と言う方がスマートでしょう。
以上