南京事件に関して、新華社通信と南京大虐殺記念館(侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館) が関東大震災の写真を流用して「虐殺の証拠写真だ」という捏造をしていました。
上記記事で、当該写真は「被服廟の焼死体」の写真を流用した捏造であることは示しましたが、追加的な傍証として「以前はそのような写真を記念館側は用いていなかった」ということを示します。
侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館の流用写真
侵華日軍南京大屠殺遭難同胞紀念館の公式サイトでは「被服廟の焼死体」の写真が流用され捏造されています。
これが関東大震災の写真であるという証拠はいくらでもあるのですが、ネット上で見つかったものとして以下を示します。
GREAT KANTŌ EARTHQUAKE JAPAN - SEPTEMBER 1923.:魚拓はこちら。
Duke Digital Repository (DDR):魚拓はこちら。
「南京大虐殺」のプロパガンダは、新たなフェーズに移行したと言えるでしょう。
過去の「証拠写真とされるもの」には無かったものを持ち出しているからです。
南京事件証拠写真の証拠能力を検証した本
東中野修道らが執筆した南京事件「証拠写真」を検証する
こちらには膨大な数の「南京大虐殺の証拠」 とされる写真が取り上げられています。
その証拠能力を検証し「証拠として通用するものは一つもない」と結論づけています。
ここで掲載されている「証拠写真」と言われているものの中に、現在の南京大虐殺記念館が大々的に掲載している写真は、一つもありません。
それは当然で、その写真は「南京大虐殺」の証拠ではないからです。
本書が刊行されたのが2005年ですから、南京大虐殺記念館が「被服廟の焼死体」の写真を取り上げるのは少なくとも2005年頃以降になるということです。
「南京大虐殺の写真集」として選ばれていない
写真集・南京大虐殺という1995年に刊行された写真集では、提供元として朝日新聞・共同通信・南京大虐殺記念館・毎日新聞・読売新聞等が挙げられています。
当然のことながら、ここにも「被服廟の焼死体」の写真はありません。
また、非常に不可解なことが凡例に書かれています。
12ページ 凡例
一、写真説明については、原則として写真提供者に従ったが、編集者の責任で省略あるいは削除した場合がある。
二、場所の特定は写真提供者の判断に従った。
三、中国側より提供された日本軍の中国女性に対する暴行写真の多くは、戦後捕虜となった日本兵より没収したものと、日本兵に現像・焼き付けを依頼された写真屋が秘匿したものであると記されているが、編集の都合上削除した。
発行者の舘正彦がどういう意図だったのか不明ですが、少なくとも碌な検証を経て刊行されたものではないということが分かります。
都合の悪い記述を削除したのではないかと疑われても仕方がありません。
南京事件の 捏造は新たなフェーズへ
次から次へと捏造写真が出てくる「南京大虐殺」キャンペーンですが、これは氷山の一角に過ぎません。英語圏だけでも無数の捏造が行われています。
これが中国語圏や他のアジア語圏ではどのように扱われているのかを考えると、 非常に恐ろしいです。そういった資料を信じ込んだ者とはまともな話ができないと思います。
今後も「新証拠だ」とする捏造が行われるでしょう。
それに対してはどうすればよいものか、考え込んでしまいます。
以上