そりゃこうなるわなと
日本学術会議の在り方についての方針
12月6日、日本学術会議の在り方についての方針 - 内閣府が発出されました。
「政府等と問題意識や時間軸等を共有」し、「時宜を得た」「質の高い」科学的助言を行う機能等を強化、活動や運営の徹底した透明化・ガバナンス機能の迅速かつ徹底的な強化 するよう、早期に関連法案の国会提出するとしています。
また、外部評価対応委員会の機能を強化、引き続き国庫の負担、今後、国とは別の法人格を有する独立した組織にすることも検討するとし、期間を区切ってスケジューリングするとしています。
これは新型コロナ禍で医学分野の会員が増やされたのに、新型コロナウイルスへの対応やワクチンに関する有効な助言等がまったくなかったことへの反省でしょう。
日本学術会議の新型コロナウイルス感染症に対する取組|日本学術会議
新型コロナウィルス感染症に関する公開講演会(一覧)&日本学術会議のこれまでの取組(一覧)|日本学術会議
学術会議のHPでは新型コロナに関する取組とするページがありますが、「パンデミックと社会に関する連絡会議」が設置されたのは「令和 3年12月 1日」と、あまりに遅れたものになっています。
何かやってるようで、覗いてみると単なる談話でお気持ち表明とか、具体的な対応ではなく外側からの政策提言と称した空理空論とか、そんなのばかりです。
「新型コロナ」にかこつけて語られるだけのシンポジウムなど遊んでる場合ではない。
軍事的安全保障研究の制限とロシアによるウクライナ侵略への態度
【科学的助言等】
1 政府等と問題意識や時間軸等を共有しつつ、中長期的・俯瞰的分野横断的な活動を適切に推進するとともに、国民からの理解と支持の獲得や社会との対話の促進に資するため、「期」を超えた基本的な活動方針を策定すべきこととする。重点的に取り組む事項に加え、会員等に求める資質等も明らかにする。併せて、政府等と日本学術会議との連携の強化・促進に必要な取組等の強化を図る。
政府機関であるにもかかわらず学術会議と政府の問題意識の共有が為されてこなかった原因は、学術会議が赤い学者に支配された左翼村になっていたからです。
彼らは軍事研究に対する圧力を加えていました。
日本学術会議会長談話「ロシアによるウクライナへの侵攻について」
対して、ロシアによるウクライナへの侵略に関してはこの程度の「やったフリ」だけ。
国際法の観点からいくらでも非難できる事柄ですらこの有様なのですから、法学者の選び方などからして明らかに異常だったということです。
会員等の選考・任命について:任命拒否問題を経て
4 新たな学問分野・融合分野からの積極的な登用、分野・活動領域・年齢等のバランスの確保等に努めるとともに、会員等には、個別分野の深い学識に加え、国際的な業績・評価、分野横断的な見識、異分野間の対話能力等が求められていることも明らかにする必要がある。日本学術会議においては、これらも踏まえ、選考に関する方針を策定する。
会員の資質や選考・任命に関しても方針を整備するとしています。
終わっていない日本学術会議問題=任命拒否された数人が捏造者であり推薦過程が問われる問題|Nathan(ねーさん)|note
2020年、菅義偉内閣総理大臣下で行われた6名の任命拒否ですが、彼らの中には学者としての資格に疑問符が付く発信をする者も居ました。それは過去記事で散々書いていますが、私はこの問題の最初期に「どこまでいっても日本学術会議の腹が探られる展開にしかならない」「この件に嬉々として反応しても「藪蛇」になる」と書いてました。
「文系」が見限られたなぁという印象です。
「菅総理」の粘り勝ちだったということです。
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