朝日新聞による「#東京脱出」トレンドの捏造疑惑が発覚しました。
朝日新聞による「東京脱出」トレンドの捏造デマが発覚
〉ウイルスを地方に運び、そこで広げてしまえば、新たなクラスター(感染者集団)を生んでしまうおそれも否定できない。専門家は注意を呼びかけている。👉#東京脱出、専門家「やめて」 帰省で家族に感染、新たなクラスターも 新型コロナ:朝日新聞デジタル https://t.co/RO6u45T6Gl
— 前田 直人 (@Nao_Maeda_Asahi) 2020年4月7日
#東京脱出、専門家「やめて」 帰省で家族に感染、新たなクラスターも 新型コロナ:朝日新聞デジタル (魚拓)
新型コロナウイルスの感染の広がりを受け、7日にも緊急事態宣言が出されるとの情報が流れ、ツイッターでは「東京脱出」というハッシュタグ(検索ワード)が拡散されている。だが、ウイルスを地方に運び、そこで広げてしまえば、新たなクラスター(感染者集団)を生んでしまうおそれも否定できない。
大手メディアが記事タイトルに「#東京脱出」というものを付けることで、それ以降にその言葉がトレンド入りしてしまいました。
これは朝日新聞による「#東京脱出」トレンドの捏造デマであったと発覚しています。
Yahoo リアルタイム検索のトレンドから捏造デマと確定
朝日新聞の当該記事の掲載は4月7日の朝5時00分です。
それ以前の「#東京脱出」というワードを含むツイートは、Yahooリアルタイム検索で調べると15分毎に1件を超えたことはほぼありません。「東京脱出」になると15分毎に平均すると40件ほどでした。
また、独自にツイッター検索窓から調査しました。
すると、4月6日中に「#東京脱出」と表記したツイートは32件でした。
ただ、「東京脱出」というワードにすると4月6日中に少なくとも800以上のツイートが見つかります。
※検索方法:「#東京脱出 until:2020-04-07_05:00:00_JST 東京脱出 OR @oiboehaoeihoaien」⇒この検索を言葉で表現すると「日本時間の4月7日午前5時以前に、#東京脱出という言葉を含んだツイートであって、東京脱出という言葉をユーザー名に含んだものを除外したものを検索せよ」という意味です。最後の@以下の文字列は既存ユーザーのものと被らない限りにおいてテキトーでOKです。検索方法の詳細説明はこちら。検索はTorブラウザから非ログイン状態で行うことでアカウント毎の表示の影響を無くしています。
「#東京脱出」ではなく「東京脱出」は多かった
「#東京脱出」ではなく「東京脱出」は多かったと言えます。
Yahooリアルタイム検索上で「東京脱出」が最も多かったのは18時00分~15分台の105件。
このツイート数だとトレンド上に「東京脱出」というワードが上がってくる可能性は十分にあります。
まとめ:「ハッシュタグ」はデマと確定
- 事実として「東京脱出」を含むツイートは多かった
- 朝日新聞の記事掲載前には「#東京脱出」というハッシュタグを含むツイートは、ほとんど無かった
- 朝日新聞は「東京脱出」と「#東京脱出」を勘違いした可能性がある
- しかし、朝日新聞の記事は明確に「ハッシュタグ」と書いており、記事タイトルにわざわざ「#東京脱出」としていることからは、トレンドを意図的に作り出した疑惑が濃厚
朝日新聞が「ハッシュタグ」としたのはデマと確定です。
そもそも記事タイトルにハッシュタグを含めるということはほとんど行いません。
しかも、このような話題についてわざわざ報じること自体が行為を助長する効果を指摘する報告もあり、朝日新聞の狙いがいったいどこにあるのかを考えさせられます。
日経一面の記事興味深い。デマの投稿は無視され、RTもされない。ただ、デマを否定する投稿は注目を集めRTされ、結果としてデマ通りの事が実現してしまう。人類はいまこそ「デマは無視して、デマ否定のソーシャル投稿も控える」というメディアリテラシーを獲得すべき時なのかもしれないです。 pic.twitter.com/Qp7YlRKeXB
— 川邊健太郎 (@dennotai) 2020年4月5日
以上