事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。リンク切れに備えて魚拓を活用しています。

国際民間航空条約第二付属書へのリンクと航空機・艦船の安全について

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https://www.icao.int/Meetings/anconf12/Document%20Archive/an02_cons%5B1%5D.pdf

国際民間航空条約=ICAO条約=シカゴ条約ってどこで見れるの?

たぶんそういう人が多そうなので、リンク等を示します。

また、韓国レーダー照射事案について細かい論点ずらしを観測したので、それに対する対処方法も記述します。

国際民間航空条約=ICAO条約=シカゴ条約

Convention on International Civil Aviation魚拓はこちらダウンロードデータはこちら
上記ファイルのリンク元はこちらその魚拓はこちら

上記は原文のファイルなので、外務省による日本語訳条文は外務省の条約検索から見る事ができます。「国際民間航空条約」で検索したこの画面から、5つに分けて日本語訳が置いてあります。

第二付属書について

私がネットで調べた限りでは、国際民間航空条約の付属書は外務省等、日本の公的機関のHPでは見つけることができませんでした。

「国際民間航空条約第二付属書」などで検索してもヒットしません。

しかし「国際民間航空条約 Annex2」で検索するとPDFデータがヒットしました。

"ICAO International Standards Annex 2 to the Convention on International Civil Aviation Rules of the Air":魚拓はこちらダウンロードしたデータはこちら

なお、付属書1から18までのサマリーのようなものも見つかりました。これはあまり今回にとっては必要ではないでしょうが一応置いておきます。

The Convention on International Civil Aviation Annexes 1 to 18魚拓はこちら

150mの距離は飛行機の安全のため?

「軍用機の危険は民間機よりも大きいため、軍用機はICAOの150mよりも高く飛行しないと脅威である」という主張はまったく合理性がないことは下記記事で示しました。

レーダー照射の防衛省資料:自衛隊機は国際民間航空条約の適用対象? - 事実を整える

韓国軍の映像公開が論破済みだった件:[국방부] 일본은 인도주의적 구조작전 방해를 사과하고 사실 왜곡을 즉각 중단하라 - 事実を整える

これに関連して一部の韓国世論では「ICAOの150mという距離は飛行機の安全のためのものであって、海上の艦船や人の安全のためのものではない」という議論がまことしやかに囁かれているようです。

これも意味不明な論点ずらしなので、しっかり反論しましょう。

飛行機の安全=地上海上の人、物件の安全

余りにも当たり前の話ですが、飛行機と地上・海上の物件や人が衝突することを考える際の「安全」は、飛行機と地上海上の物件や人の安全と表裏一体です。

この世界共通の一般的な論理から、上記のような論点ずらしは非合理的であることが分かります。

卑近な喩えだと、「自動車を運転する際の注意点」は自動車の安全だけを考えているのではなく、歩行者等の安全を念頭に置いているものであるというのは自明でしょう。

ICAOは地上・海上の物件や人の安全を念頭に置いている

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https://www.icao.int/Meetings/anconf12/Document%20Archive/an02_cons%5B1%5D.pdf

こちらは国際民間航空条約の第二付属書の第三章です。

「一般的なルール」の題があるように、空のルール全般に渡る事柄が書いてあります。 

そこでは「航空機は生命その他の物件に危険を与えるような不注意や無謀な飛行を行ってはいけない」とあります。

ICAOは航空機の安全もそうですが、人や物件に対する影響の観点からも危険な飛行をしてはいけないと規定しているのであって、そのために最低安全高度として密集地は300m、そうでない場所は150mという基準を第四章で規定しているのです。

したがって、ICAOの条文の解釈からも、一部の韓国世論の言うような「ICAOの150mという距離は飛行機の安全のためのものであって、海上の艦船や人の安全のためのものではない」という考えは否定されます。

SNSで親北朝鮮・韓国の者が論点ずらしをしている

あまりに当たり前のことですら、ちょっと違った視点から言及されると、うまく反論できなかったりします。

SNSでは親北朝鮮・韓国の立場の者が議論誘導をしているので、そういう輩が何か言ってきた際に「そういう視点もあるのか~」で終わらせるのではなく、全くおかしい事を言っているということを指摘することが大切です。

以上