2020年12月18日、草津町議会がHP上に全国フェミニスト議員連盟の抗議文に対する見解の回答文を掲載しました。
その内容がクリティカルなのですが、なぜかマスメディアが報じないため拡散するべきだなと。
草津町議会:フェミニスト議員連盟の抗議文に対する見解
抗議文:新井祥子議員に対する草津町議会の除名処分と議長主導の住民投票に抗議します
草津町議会:フェミニスト議員連盟の抗議文に対する見解を要約すると
- 「性被害を告発したこと自体を否定する人権侵害」と言うが、新井祥子氏は矛盾点を指摘しても無回答、町長不信任案の中で"性被害"なるものを主張しているため、議場においてその真実性についての説明責任を果たすべき
- 令和元年12月に草津町議会が行った新井前議員への除名懲罰が群馬県の自治紛争処理委員の答申に基づく県知事の判断によって取り消されたことは、当議会としては真摯に受け止める
- リコールで町議会議員請求代表者になるのは合法
- 議員と一般の方々、あわせて19名の連名にて請求代表者となってその責任を負おうと考えたため議員による圧力との指摘はあたらない。署名運動では200名を超える一般町民の方々に受任者になって頂き、わずか10日で町民の半数を超す署名が集まった
- リコールの署名収集、ならびに住民投票においては請求代表者からの「請求の要旨」と新井氏による「弁明の要旨」が並べて掲示するも、新井氏の答弁書においては、それらの疑問点に応えることなく、まったく的外れな弁明に終始していた
- リコールの「請求の要旨」においては新井氏が「この町では女性は“モノ扱い”です」などと草津で働く多くの女性を貶める記述をしたこと、議会で発言の矛盾点を指摘されても、説明責任を果たす姿勢がみられないこと、届出のあった住居について、賃貸借契約や家賃の支払いに疑義があることも併せて述べている
- フェミニスト議員連盟の文書にある「民主主義を蔑ろにする」との言葉は、リコールに賛成してくださった町民の尊厳を、まさに「蔑ろにする」もの
フェミニスト議員連盟の抗議文のその他の問題
フェミニスト議員連盟の抗議文には、以下の記述があります。
裁判の日程は未定、警察の捜査も終わっていない中、客観的な事実認定のないまま
これは2重に誤導的と言えるでしょう。
第一に、新井祥子氏から何ら民事訴訟は起こされていません。また、刑事告訴もしていませんでした(※12月18日の会見で「群馬県警に告訴したい旨を申し出ている」と言っているが、いつの時点か不明であり、告訴そのものであるかも不明)。ですから、警察の捜査が終わっていないというのは新井氏自らが引き起こした事態。
現在進んでいるのは黒岩信忠町長から新井氏に対して提起された名誉毀損の民事訴訟であり(名誉毀損罪での告訴もしている)、その前段として仮差押えの申立てがされています。
第二に、その仮差押えの申立ての中で、新井氏による黒岩氏への名誉毀損の「疎明」があったとして仮差押えが認められています。その中で一定の事実認定が行われており、裁判所が客観的な事実認定をしています。
これらは黒岩氏個人の事情に関するものなので議会としては直接は触れていませんが、「新井氏の告白が事実であることを前提として今回の抗議文を提出された貴会のご見解を、是非お示し頂きたく存じます」として、「客観的な事実認定のないまま」に対して暗に批判している記述が見て取れます。
草津町の新井祥子議員記者会見:性被害はデマでっち上げとの黒岩町長主張に反論
マスメディアはなぜ報じないのか
全国フェミニスト議員連盟は、この見解に対して12月21日昼時点で反論ないし見解の表明をしていません。
また、マスメディアによる報道も見当たりません。
黒岩町長の15日の外国特派員協会における会見で、新井祥子氏が秘密録音した音声と彼女の主張との矛盾についての説明をなぜか報道しなかったのと同様、この件について何ら触れないのは、何なんでしょうか?(産経やその海外向けメディアのJAPAN FORWARD含む)
草津町黒岩町長の記者会見「新井祥子の性被害・肉体関係の主張はでっち上げ」
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