事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

早稲田リーガルコモンズ法律事務所弁護士と立憲民主党・CLP・ブルージャパン・SEALDs・リデモスとの関係

CLP・ブルージャパン・SEALDs・リデモス…おや?…

早稲田リーガルコモンズとCLP・ブルージャパン・立憲民主党

早稲田リーガルコモンズ法律事務所とCLP・ブルージャパン・立憲民主党との関係は既に詳述済み。

経緯としては立憲民主党からChoose Life Project=CLPへの1500万円の資金提供が、大手を含む広告代理店や制作会社を通して行われたという事実が小島慶子・津田大介ら番組出演者らにより公表されたことから注目されました。

CLPは違法ではないが、「市民型メディア」などを標榜していた関係でサポーターに対する道義的責任が問われ、代表の佐治洋(元TBS記者、ディレクター)が説明責任を果たした後の辞任を表明。

政治資金収支報告書を見ると金額や名目等から該当すると目されているのが博報堂とブルージャパン株式会社ということに。

なお、InFactの立岩氏によれば立憲民主党からの「該当の支出」として博報堂に対する支出が回答されたと報道されています。

博報堂は取材に対して、「弊社から制作会社に対して支払っています。制作会社がどちらにどう支払うかは制作会社の判断です。弊社ではわかりません」と回答している。因みにこの制作会社は立憲との関係の深いことが指摘されている東京都内の会社だ。

「立憲との関係の深いことが指摘されている東京都内の会社」とはどこなのか。

ここからは広告代理店(博報堂)⇒制作会社(ブルージャパン)⇒CLPのルートも想定可能(なお、従前から立憲民主党と関係がある菅野完のコーポレーションについては本人が「CLPへの資金提供」を否定)。立岩氏も「細かく見るとCLPと立憲の説明には食い違いが有る」と指摘。

ブルージャパン(株)の代表取締役が早稲田リーガルコモンズの竹内彰志弁護士

ブルージャパンの登記住所が早稲田リーガルコモンズと同じ。なお、ペーパーカンパニー疑惑を言い出す者が居るが、本店登記住所と事業所が異なることはよくある話なので現時点で疑惑を出すのはリスキー。

立憲民主党から早稲田リーガルコモンズ所属の複数の弁護士に報酬が支払われていたことや、同党の小西洋之議員によるDappi訴訟の代理人も竹内弁護士。さらに、竹内弁護士は同党の小川淳也議員のドキュメンタリー映画の法律監修もしている。

このように、立憲民主党とCLPをつなぐ存在として竹内弁護士の名前が出てくるが、どうやら立憲民主党との太いパイプは竹内弁護士に留まらないようです。

早稲田リーガルコモンズとSEALDs、ReDEMOS=リデモス

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一般社団法人ReDEMOS=リデモスというシンクタンクを名乗る団体がかつてはありました⇒http://redemos.com/2018年6月に登記閉鎖

この団体は代表理事:奥田愛基、理事:中野晃一・水上貴央、監事:河﨑健一郎、という人的構成になっており、SEALDsの後継団体と言われる場合もあります。

立憲民主主義の促進を提言するなど、立憲民主党と親和性がありそうです。

上智大学の中野晃一教授市民連合の中心人物であり、SEALDsの後ろ盾のような存在として君臨。2016年1月のReDEMOSの会見でも存在感を発揮しているのが分かる。

中野教授はCLPの問題が発覚した後に連続ツイートをしており(下記魚拓リンク参照)、並々ならぬ関心を寄せていることが分かる。リデモス時代から彼はトークセッションや講演などの形で番組出演しており、2017年11月に設立されたCLPにおいても同様の立ち位置となっていた。

https://archive.is/rlB1k https://archive.is/Yhzvx

https://archive.is/Ey0Ra https://archive.is/Tdzmx

河﨑健一郎弁護士は、早稲田リーガルコモンズの代表弁護士

水上貴央弁護士は、かつては早稲田リーガルコモンズに所属していたが、現在はSocio Forward代表取締役。

河﨑・水上弁護士は竹内弁護士と共にSEALDsの政治資金収支報告書にも個人の寄付者で登場。一人あたり150万円というのはかなりの金額と言える。

ただ、所在地が早稲田リーガルコモンズの千代田区九段南1-6-17-4Fとなっています。

SEALDsと早稲田リーガルコモンズの弁護士

政治資金収支報告書 平成29年2月28日公表(平成25・27〜28年分 解散分)

SEALDs

さらには他の早稲田リーガルコモンズ所属(当時)の弁護士に立憲民主党政党本部から弁護士報酬等の支払いが記載されたことも。下記では佐藤亮・森山裕紀子・松本武之弁護士らの名前が見つかる。

早稲田リーガルコモンズと立憲民主党

政治資金収支報告書 平成30年11月30日公表(平成29年分 定期公表)

このように、早稲田リーガルコモンズの弁護士の八面六臂の活躍が見て取れます。

早稲田リーガルコモンズ法律事務所は2021年11月に分裂

2021年11月には早稲田リーガルコモンズ法律事務所が分裂したという報が。

ttps://ameblo.jp/scho/entry-12709470156.html

2013年3月に仲間たちと作った早稲田リーガルコモンズ法律事務所、このたび分裂することになりました。

(分裂に至った事情はここで話すことではないので、そこはやめておきます・・・)

私は新たに Kollectアーツ法律事務所を作り、2022年1月からスタートさせることとなりました。

考え方の近い者たちが集まって設立された法律事務所だということがわかるのと、分裂に至った理由について、表沙汰にしづらい事情(分裂というのは大体そうでしょうが)があるということが伺えます。

以上:はてなブックマーク・ブログ・note等でご紹介頂けると嬉しいです。