事実を整える

Nathan(ねーさん) 法的観点を含む社会問題についても、事実に基づいて整理します。

弁護士に対する大量懲戒請求訴訟の結果:嶋崎量弁護士の場合

嶋崎量(ちから)弁護士が受けていた大量の懲戒請求に対して不法行為であるとして提訴していましたが、判決が出たようです。

弁護士に対する大量懲戒請求について

弁護士への「大量」不当懲戒請求:余命信者と佐々木・北弁護士の和解の論点

【余命不当懲戒請求】懲戒請求者への請求額・和解額は高額か?:佐々木・北・小倉弁護士の主張の是非 

【余命大量不当懲戒請求】その他の問題点と疑問点 

弁護士に対して大量の不当懲戒請求がなされた事案については上記でまとめています。

その中で、「一人当たり5万円の和解金額や30万円の請求金額は高すぎないか?」という指摘がありました。

それは、佐々木・北弁護士らは懲戒請求が「大量であること」を損害であると当初は主張していたからです。懲戒請求の内容がすべて共通する怪文書レベルであり、反論のためにはそんなに負担はかからないのに、一人当たりの金額を合計すると膨大な金額になるという結論が疑問視されていました。

嶋崎量弁護士33万円全額認容の意味

請求額がもっと高ければ、さらに高額の金額が認定された可能性はあります。

ただ、何ら反論をしなかった懲戒請求者に対して33万円の損害賠償を求めた判決は他にもありました。

「余命大量懲戒請求」事案で初の判決:金竜介弁護士に33万円 

金竜介弁護士の場合は「在日コリアンであるというだけで懲戒請求された」という主張もしており、請求金額は55万円でした。

人種差別的であると認定されれば損害賠償額に反映されるので、金竜介弁護士の事案は軽微な事案+人種差別か、損害の程度は嶋崎弁護士の事案と同等であり、人種差別的ではないと判断されたのかもしれません。

弁護士に対する慰謝料請求への反訴

懲戒請求された弁護士、712人提訴「悪質な嫌がらせ」:朝日新聞デジタル

訴えたのは、神奈川県弁護士会所属の神原元(はじめ)弁護士と在日コリアンの弁護士。懲戒請求者らは、弁護士から慰謝料などを求める通知が届いたことを「脅迫だ」として損害賠償を求める裁判を起こしており、今回はこれに反訴した。

懲戒請求者に弁護士が反訴 712人に3億6000万円求める 横浜地裁 - 毎日新聞

別個の事案ですが、大量懲戒請求を呼び掛けたブログの一派と思われる者たちから「弁護士から慰謝料などを求める通知が届いたこと」が脅迫であるとして神原弁護士に対して仕掛けた訴訟がありました。反訴されたようです。

請求額は一人当たり約50万5000円ですね。

彼らは訴訟経済に反することを平気で行っているので、さっさと黙らせればいいと思います。

以上